今日、娘の小児科へ行きました。

待合室で、娘が私に絵本を読んでくれたの。

優しい声で

読んでくれたよ



タイトル「ぼくにげちゃうよ」


こうさぎが「ぼくにげちゃうよ」と言って、

お母さんの愛を確かめようとすると、

お母さんうさぎは「お前が逃げたらお母さんは追いかけますよ。だって私の可愛いぼうやだもの!」と答えるの。




こうさぎが「お母さんが追いかけてきたら、僕は魚になって、泳いじゃうよ!」

すると、お母さんうさぎは「お前が魚になるのなら、お母さんは漁師になって、お前を釣りあげますよ!」






「お母さんが追いかけてきたら、庭のクロッカスになるよ!」

「庭師になってお前をみつけますよ!」






「小鳥になってにげるよ!」

「お母さんは木になって、お前が帰ってくるのを待ちますよ!」







こうさぎとお母さんの追いかけっこのようなお話でした。

どんなに遠くへ行っても、

ある時は追いかけ、

ある時は探し、

ある時は危険を共にし、

ある時は、両手を広げて待ってくれている。

自分を一番愛してくれている。




これがお母さんの愛なの?




お母さんの優しさ、あたたかさ、

私には分からないけど、

もし生まれ変わることができたなら、

また娘の子供にうまれたい・・・

そう思ってしまったくらい、

娘の声は優しかった。










キラキラ輝く太陽にはなれないけど、

モクモク膨らむ雲のように力もないけど、

目には見えない風になって

あなたをつつみたい。  


ハンモックを優しくゆらす風になって、

安らぎを与えたい。



あなたはひとりじゃないよって、

伝える風になりたいな。




あなたは愛されている