病院帰りに区の図書館へ行きました。
そしたらね、絵本の所に♪

子供のころに大好きだった、
「鹿踊りのはじまり」があったの♪
うわぁ♡懐かしい♡♡
本を取って、はやる心を押さえながら席につきました。
鹿踊りのはじまりは、書き出しがとにかく素敵なの♪♪

「その時西のぎらぎらのちぢれた雲のあひだから、夕陽は赤くななめに苔の野原にそそぎ、すすきはみんな白い火のようにゆれて光りました」
どうですか?
この自然の描写は私を一気に異次元へいざなってくれるの。
不思議な山の中に迷い込んだら、
風も木もすすきもドングリまでもが歌っていて、
そして動物たちが楽しく暮らしている!
そんな途方もない空想をしては、感想を日記に書いて、また読んではまた書いて、、、
そんな子供時代でした。
子供の頃、夏休みや春休みなんかは田舎で暮らしていて、
一面の田んぼと、
空が見えないほどのトンボの群れ、
蛙の声と緑のコスモスに囲まれて、私は幸せでした。
夏休みが終わり、神戸へ帰ってきて、田舎が恋しくなった時、
田舎の風景を色あざやかによみがえらせてくれたものが、賢治の童話集だったように思います。
賢治の世界は、人間も動物も植物も互いに心が通い合う世界でした。木にも心があるの♪
私の中では、童話集=メルヘンです(笑)
宮沢賢治の書く童話物語が好きでした。
宮沢賢治が書く、山や星空の透明な空気感が好きでした。
時を越え、そのトキメキはニックの音楽と重なりました。
Te Extranare The Road Homeboundなどの風に吹かれると、
地上から一気に宇宙へいざなってくれる、
不思議な透明な空気感が、本当に心から大好きで。
岩手の風と満天の星空を見上げたであろう宮沢賢治。

生まれ育った緑の大地と満天の星空をみて育ったであろう、ニックだけの和音


それは私を幸せにしてくれる、たった1つの和音だよ

もし、もしもあの日、あの時、
ニックが999を歌っていなければ、
私は西北へは行かなかったかも知れません。
人生っていろんなものが重なり合っているんだね♪


いつの間にか大人の男性へ

心を抱きしめてもらえるような、映像日記をありがとう

映画の出演&主題歌もおめでとう


おやすみ
