本日の救急外来。

相変わらず病院は満床で個室しか相手ません。
個室もすでに後、1部屋。

そんな中、下血で搬送された50代男性。

本日は満床ということもあり、
患者様はちらほらしか来ていません。

でも、そのちらほらで何だかずるずると時間がたち
晩御飯の時間がずれずれになってしまって
相方さんが、次の救急車が来るまでの少しの間に行ってきちゃっていいよ
って言うから食堂へGO。

そして、TVを観ながら食事していると
PHSが鳴った。

電話に出ると、すでに救急車が来ているけど
食事してから来て大丈夫だからって言われて
食事が終わって外来へ降りた。

既に、患者とナースは放射線科に行ってしまったようで
ドクターと私ししか外来にはいなかった。

なので一部始終の患者情報がわからず、(ドクターはどこかに電話していたため。)
相方さんが書いたメモ書きを見て記録できるところはカルテに記録していた。

ようやく、患者さんと相方が戻ってきて
「記録できそうなところだけ入力したから間違ってたら直して」
といい、
相方が情報を私に話した。

どうやら、
この男性は2月2日に大腸ポリープでEMR(内視鏡的粘膜切除術)
を行い、翌日の3日には退院している。

小さいポリープではあるが、腸の粘膜は非常に薄く
出血しやすいんです。
なのでアルコールや刺激物は当院は2週間は禁止です。

ところがこの患者さんは退院後からアルコールを摂取していたらしく
怒責も刺激を与えるのでいけない行為なんですが
仕事も力仕事とのこと。

退院後4日間毎日アルコール摂取と怒責。
結局約束を守らなかなったことによる
出血で、Hbが4も下がり、
自宅トイレで多量の下血をし、それによる意識消失をし、転倒。

目じりを切創し眼球にまで血液が流れ込んでいる。


そしてその相方さんには記録をしてもらい
私は患者さんに着替えと心電図をとろうとし、
胸部、両手を露出し、両足を露出した。

両足を見たら、びっくり冷
殺人でも起きたかのように臀部から足背にかけて血だらけ。

そりゃ、Hbも下がるわな。
肛門内でじわじわ貯まった血液がトイレに入った時に
多量に流れ出たのであろう。
それはそれはものすごい汚臭でした。

右足は赤いペンキのバケツに突っ込んだかのように
肌が見えてませんでした。

相方が記録をしているので
私一人この臀部から右足を温かいタオルで拭いたが
既にコアグラ(固まっている)になっており
完全には拭き取れませんでした。

そして・・。
もちろん緊急内視鏡です。

CF(大腸ファイバー)が得意とする、
Sドクターがオンコール(呼びだし)され、主治医もコールで呼び出され
夜中の0時に緊急カメラが施行されました。

そしてこの男性はER室のストレッチャーに乗っているときから
プレショック(血圧低下などショックの手前です)傾向であったが
でも、幸いにも出血はすでに止まっており
クリップを3個かけ、ICUに収容された。

みなさま
おわかりになりましたか?

いけないものはいけないのです。

きちんと医師、薬剤師、看護師の指示に従ってくださいね。
命にかかわりますからね。

では。このへんで。おやすみなさい。すやすや