五月五日は 子どもの日 

 

を認識し始めたのは、我が子誕生の数年後だと気づく

子供からみの行事で

「5日はこどもの日ですから」

という理由であれこれイベントがあれば、親は意識する

 

私の実家は五月人形派が多い

というのも、田植え時期

天候が悪くなり、こいのぼりを一時撤去などに構っていられない

 

そう、幼い時はゴールデンウイークは泥まみれになるか、くさっぱらで本読んだり、花輪を作ったりする暇な休日だった

 

中学に入り、部活動に熱心な学校だったため、まじめに部活動に参加していれば、休日は朝から晩まで部活、田植えを手伝わなくてよくはなったが、1日部活動は疲れる

どちらがいいのか・・・・

 

よってゴールデンという名に、田舎では鬱陶しだけ、その中のこどもの日など無意味

で、育ってくると、子どもの日に何をしてやっていいのか???ではあったが、そんな子も成人。この祝日は、労働者の休日なだけ(笑)

 

ただ、一つだけ思い出としてあるのが、母は、田植え時期は仕事が多忙で、時に田植えを手伝えない年もある

上司が気を使って休ませてくださることもあったようだが

両親共に家にいる=田植え準備 や、田植え後の水田のケアー

休日に両親在宅は私には無意味だったのです。が、ある年、母が私を連れて「花見に行こう」とこれは私には海外旅行に匹敵する喜びでした

 

田植えシーズンに桜が咲いている、そういう地域(といっても満開は過ぎている)

 

大量のお菓子を買って

が、どう見ても、私と母では食べきれないし、私が苦手なお菓子もある

桜がまだ咲いているところ。徐々に人里離れた・・・・

すると、小さな花屋で花を買う母。

花見に行くのに??

 

行先は、お寺

近くに城の跡地???(うる覚え)の公園や、標高が少しだけ高いので(笑)景色もいい。

観光の人も多い

そんなお寺

 

そう、お菓子やお花は、「お供え物」なのだ。

 

「えっ?食べないの??」

 

その時に知った。そのお寺に、私の妹か弟がいると

水子供養のお寺でもあると

私は生まれて身体に障害があったが、治療とリハビリで自信、幼少期の周囲の大人の苦労話は他人事と思うほど「健康」に育つ。

横にも縦にも立派に育つ(笑)

が、そのリハビリや治療等に親は振り回され、母は流産したのだ

 

私が、「奇形児」として生まれたことは知っていたが、それによってそんなことがあったなど

母は、「今ならば話せる」と思ったのだろう

私は、ゴールデンウイーク中に訪れたらしき、母と同じ境遇の大人たちが備えていった、お菓子やぬいぐるみを無言で見るしかなかった

 

世の中ゴールデンウイークと浮かれているときに、初めて母とお出かけできたと思ったら、この衝撃的告白。

とはいえ、その後、母は何度も私と「花見に行こうか」といってそのお寺に連れて行ってくれた

私のゴールデンウイーク、子どもの日の想いでは複雑なのです

 

浮かれている子供たちが羨ましい

よって、我が子のこどもの日だからと何をしていいのか、平穏無事に健康であればそれでいい!と思ってしまうのです。

 

ちなみに、我が子が「子供の日」対象者だったころは、あちこちの家にこいのぼりが上がっていたが、昨今お見掛けしない

電線の関係もあるが、皆さん、こいのぼりより、旅行やご馳走にお金をかけるのかしら?留守中にこいのぼりあげておいても!と思うのかしら。とはいえ、今年はゴールデンウイーク後半、あちこちでのお庭でB.Qされているお宅が多い

今まではお金がない、若者(笑)が今年はファミリーが多いと感じています