今月は、「会いたい人(に限らないけれどw)には会う」というモットーを実行すべく、上野→白浜→ソウル(正確には龍仁市)にまでパンダさんに会いに行ってきました
パンダさんに会いまくった2月になりました
韓国エバーランドにいる、韓国で初めて自然交配下で誕生した福宝ちゃん(中国語や日本語では「フーバオ」と読みますが、韓国語では「プバオ」と読むそうです)ですが、当初7月中国返還の予定だったのに、急に早まって4月初旬に返還されることになったので、一般客がプバオちゃんに会えるのは3月初旬までとなったのです。
当初は「7月返還なら6月までは会えるのだろう」と、ここ3年ゴールデンウィークには白浜に行っていましたが、白浜は卒業したwじい君が「ほな、今年のゴールデンウィークは韓国に付き合うたるわ!」と言ってくれて、ふたりで5月の訪韓を予定していました。
しかし、プバオちゃんに会えるのが3月初旬までと変更になったので、アタシ1人で弾丸旅行をすることにしたのです。
コロナ禍と加齢の影響で「もう外国には行かないだろうな。」と思っていたので、じい君が「これだけは持っておきたい!」と騒いだ米ドル以外は、それまで持っていた外貨を全部日本円に両替していました。
そういう事情から、2泊3日、しかも1日目は現地に夕方着で3日目の午前中には帰国する予定だったので、ウォンに両替せずに過ごせるように計画を立てました。
航空機とホテルは予め日本で予約し、クレジットカード払いにしました。
ホテルはよく泊まっていたウェスティン朝鮮ホテルにして、当初は楽天トラベルで予約しました(2泊のうち1回だけ朝食がついているプラン)が、出発前日のキャンセル可能時間ギリギリに、そちらの価格よりも安価なエグゼクティブラウンジアクセス付きの同レベルのお部屋がマリオット・ボンヴォイのHPに出されたので、そちらに変更しました。これで朝食と夕食は街場に出て何かを食べねばならないという心配を免れました。
大韓航空関連の「KALリムジンバス」というのが、仁川空港とソウル市内を結んでおり、これにウェスティン朝鮮ホテルに停車するのがありましたので、行きも帰りもこのバスのチケットを出発前に日本で購入しました。
エバーランドの入場券も外国人向けの少ぉしお安いのをネットで購入しました。
ホテルからエバーランドへ行くのには、観光旅行会社のエバーランドのチケット付きの貸し切りバス(ただし、エバーランド着は開園後1時間以上経ってからになる)か、江南からの専用路線バスか、地下鉄を乗り換えながら向かって、最も近い駅からエバーランドの送迎バスかを選択する必要がありました。
しかし、プバオちゃん返還直前で混雑しているので、開園と同時に入場しないとパンダさんを見るのは大変だとInstagramなどで知らされていたので、楽で確実な方法を採ろうと、ここだけは贅沢に「エバーキャブ」を予約しました。
エバーランドのHPから予約すれば、ソウルの希望地点とエバーランド正門往復で250US$でタクシーをお願いできるというプランが「エバーキャブ」です。
円がめっちゃ安いのでお高くつきましたが、今回の旅行はプバオちゃんに会うことだけが目的で、グルメもお買い物もしないと決めていたので、希望を叶えるために「エバーキャブ」を選びました。この代金も予めクレジットカード払いで済ませました。
これできっとプバオちゃんに会える、と、ワクワクしながら出発しました。
出発の21日、昔は姫路から関空行きのリムジンバスがあったのですが、コロナ禍で廃止路線になっていたので、はるか号で関空へ行きました。
関空もなんだか様変わりしていました。
ハイブランドのブティックとか、化粧品、煙草、お酒などの免税店が並んでいたのは昔と変わらないのですが、幾分洗練された感じに変わっていて、空間デザイナーさんなどが活躍された感じでした。
韓国は日本とコンセントの形が違っていたなぁ、というのを思い出しましたが、だからといってどんな形だったかは覚えていなかったので、無駄遣いになるなぁ、と思いながら「ほぼ全世界9種類のコンセント形状に対応」を売り物にしている電源変換アダプターを出国手続き後に売店で買いました。
21日は西日本も韓国も雨天でした。
で、2時間ちょいで韓国に着きました。
那覇よりも近いので、疲れもしませんでした。
ネットで仁川空港第二ターミナルからKALリムジンバス乗り場への行き方はチェックしていたので、あっさりとバス乗り場に着きました。ウェスティン朝鮮方面のバスは1時間に2本しかないので、着いた時刻のせいで20分位待ちました。
最後に韓国に行ったのは、ニューヨーク旅行のトランジットで2015年だったと思います。
もう9年も前になります。
李明博政権の頃は韓流ブームもあって、韓国を行き来するような日本人も多かったのですが、朴槿恵政権から関係が悪化しだし、文在寅政権からは悪化する一方でしたので、一般の日本人も「韓国は好きだけれど行きたくない」という感じになっていましたね。
アタシは韓流スターもよく知らないし、Kポップにも不案内なのですが、韓国の文化は好きです。韓国の服飾文化も食文化も大好きだし、史跡巡りも楽しんだものです。ただ、大学は「東洋史学科」を卒業していて、おバカながら普通のおばあさんとしては韓国との関係には通じている方なので、韓国の方々が反日意識を持たれるのは当然だとはわかっています。
以前韓国に行っていた当時は、日本語がよく通じました。年配の方は「ペラペラ」というくらいでしたし、若い方も当時の経済大国に忖度してか、日本語を操る方は珍しくありませんでした。接する方々は皆さん親切でしたが、どことなく「押し隠した憤怒」が漂っていたものです。
しかし、今回訪韓して感じたのは、「日本との過去を忘れよう、未来を見据えよう、近所の島国と内輪もめのようなことを続けるよりも、アメリカみたいに世界のリーダーを目指そう」という雰囲気でした。
支持率は低いそうですが、現政権の尹大統領がそういう空気を作っているのではないかと思います。
それを感じたのは、日本語が殆ど通じなくなっていることからでした。
「昔強制的に覚えさせられた言語なんか忘れてもいいのだ、忘れることで日本を意識しなくてもよくなるし、いつまでも恨まないでサラッとした関係になれる。」と、韓国の皆さんが思われているような気がしました。
変わっていく韓国との関係が反映されているような感じで、アタシとしては、「よくぞフリだけでも日本の過去の蛮行を無かったことのように振る舞って下さる」と、感じ入りました。
韓国語か英語ができないと、韓国で過ごすのが大変になりました。
それでも日本人に対する緊張感が昔よりもなくなっていて、多くの韓国人が日本人に憤怒の感情を抱いている様子をみせなくなって過ごしやすくなりました。
年配者は過去のあれこれを忘れたふりをしきっている様子でしたし、若い人たちはまったく意識しないというのか、「隣の島国の外国人」としか思っていない様子でした。以前にウェスティン朝鮮ホテルに泊まったときは、日本語を話す人がたくさんいましたが、今回は日本語を話せる人が1人しかいませんでした。
その1人の女性スタッフにしても、予めじい君が日本のマリオット・アンバサダーデスクに、「妻が1人でウェスティン朝鮮に泊まるので、何か困ったことが起こったときに助けてやってほしい。」と申し出てくれていたので、チェックインの時だけ現れて3日間に必要な情報を与えてくれましたw
非番だったのかもしれないのに、お疲れさまでした🙇
彼女以外に日本語を使う人には、チェックアウトまで出会いませんでした。
じい君と一緒の時と違い、下級マリオット民のアタシが案内されたのは、下層階のツインルームです。
困ったことに、殆どの韓国人は日本人よりも英会話が上手です。
アタシの英会話でも韓国以外のアジアの数カ国とかヨーロッパでも通じましたが、韓国では苦戦しましたw
メモ帳を持ち歩いて、つば九郎方式(筆談ですw)でちょこっと英文を書いて見てもらって、やっと通じる始末(まぁ、もう外国に行かないからいいけどさ)。
お昼は機内食、夕食はクラブラウンジで摂ることで済ませました。
ソウルには美味しいお店がたくさんあるのにもったいないことではありますが、昔じい君と行っていたお店は、アタシ達が歳を取ったのと同様にお店の方々もお年を召しているせいかコロナ禍のせいか、ホテルに近い安くて美味しいお店は2軒とも廃業されていて(1軒のお粥のお店は移転されたものの営業は続けられているようでしたが、ネット情報によると、子孫ではない跡継ぎの方が味を変えてしまわれて、日本人好みの味ではなくなっているそう)、強いて再訪したいお店もなかったのです。
ウェスティン朝鮮ホテルのクラブラウンジは眺めの良い20階にあり、マリオット系列アンバサダー会員で、他のホテルグループでも最上級会員の有名な旅行情報YouTuber・N社長さんのブログでは「ソウルなら、JWマリオットホテル東大門とか他のマリオット系列の方がラウンジが上等だ。食べ物も碌なものがない。」などとコテンパンな評価をされていましたが、アタシのような下級マリオット民には不都合はありませんでした。
この社長さんのYouTube チャンネルは、ホテル情報が豊富なのでよく参考にさせて貰います。今回泊まったホテルは、以前「ウエスティン朝鮮」と書いて、「ウェスティン・チョースン」と名乗っていたのですが、「チョースン」というのは、日本語の「ちょうせん」に忖度していたそうです。最近になって韓国語読みで「ウエスティン・ヂョスン」と読ませるように変更されました。
それを人気YouTuberのN社長さんが「ジョンソン」と読ませるのだと思い込まれて、ネット上で
「ウエスティン・ジョンソンだって!ジョンソン・アンド・ジョンソン(日用品の大手外資メーカー名ですね)だ!ジョンソン!ジョンソン・アンド・ジョンソン!ウェスティン・ジョンソン!」と大声で何度も言われるので、そちらがアタシのボロボロw脳みそに刻み込まれてしまいました
入国審査やエバーキャブの運転手さんなどに滞在ホテル名を告げるとき、なかなかスムーズに「ウェスティン・ヂョスン」と言えなくて困りました
韓国で日本語がまったく通じなくなったといっても、ラウンジでは席だけあちらに案内された後、バイキング形式で食べ物をセルフサービスでいただくだけなので、とくに不自由なことはありません
週末だと1テーブル1時間以内の滞在を要請されますが、平日だったので「どうぞごゆっくり。たくさん召し上がれ。」みたいなことを言われただけでした。
ホワイトアスパラの冷製が一番美味しかったです。
タダだから、文句を言えた義理ではありませんw
赤ワインは、仏産のメルローと豪産のシラー。
可もなく不可もなく、タダならいい方だろうと思いました。
さて、翌朝に備えて早めに床に就きましたが、夜中から降雪のため、スマホが注意喚起情報を伝えるために鳴りまくって、韓国語の大きな声が響き、寝られたものではありませんでした
ソウルは比較的寒いところだと認識していたので、降雪であんなに注意喚起情報が一晩に4~5回も発声されるとは、意外でした
どうやら、魔女っ子ふうちゃんの魔法が掛かりだしたようでした
ほんまに堪忍してほしいです。
16日に白浜に行ったときに、「お祖母ちゃんは本当の一期一会でプバオちゃんに会いに韓国に行くけれど、悪さしないでね🙏一番可愛いのはふうちゃんなんだから。」と必死で頼んだんですが、そうはいかないようでした
ほんまにふうには敵いません
でも、お祖母ちゃん負けなかったから
to be continued..