それでは、急いで（笑）第24話です
ネタバレ含みます…
"ヒョンジュさん、私を見てください…ごめんなさい…"
そっとチャン博士から手を離すヒョンジュ
"分かりました。もう、行きましょう。"
ヒョンジュが帰って来ず、愛犬ブルリを抱いて眠ってしまったセビョル
そんなセビョルを切なそうに見つめるアボジ…
空に向かい呟くアボジ…
"どこでもいいから、私を連れて行ってくれませんか？"
"まだ若いヒョンジュの母を連れて行ったのに…ヒョンジュの命は助けて、この年寄りのワシを連れて行ってくれませんか…"
眠り続けるヒョンジュ…
チャン博士は干潟漁を眺めていて…
"私、どれくらい眠っていたんです？"
"丸一日くらい…"
"私がどんな姿か全部見たでしょう？私がどれだけ無謀な夢を抱いていたかもお分かりですね。"
"ヒョンジュさんの苦しむ姿…全て見ました。"
"でも、愛する男にそんな姿を見せようとしたのなら見当違いです。私は苦しむ患者を見るのは辛いですが、愛する人が苦しむ姿を見るのは辛いとは思いません。"
"前に話しましたよね…"
"若くして母が死んで…どんな気持ちで目を閉じたのか分からなくて…だから、母のように死にたくなかった。"
"初めて脳腫瘍と言われた時…あぁ、私死ぬんだな…そんなことを考えたんじゃなくて。"
"どうしよう…私、一度も誰かに熱い恋をしたことがないのに…って"
"私、ひどい女でしょう？人生の最後に…"
"父でもなく、セビョルでもなく…この世で一番善良な人、私の夫、キムドヨンさんでもなく…チャンソクジュンさんに寄りかかって、この瞬間息絶えることを願ってるなんて…"
"お兄ちゃん、下にいるから降りてきて。"
ダヘに本当の自宅を教えていない兄…
"どうしよう、どうしよう！パク社長、ダヘの性格をわかってないんですよ！あー、殺される！ダヘが本当の家に来たらどうしよう。"
"コニーシンのために、少し身を隠してはどうですか？心配ない、コニーシンは損しませんから。あなたがその金を持ち逃げしてもね。"
"レイモンドにはコニーシンを倒すより、父親を倒すことが重要なんです。あなたが私のいうことをよく聞けば、コニーシンに問題は起きません。"
"家の住所を教えたんですか？"
"まさか…今日会って本当のことを打ち明けます。"
"そんな人いないでしょう？"
兄の住居が違うとわかったダヘ。
"心配するな、俺のいう通りにすると奴は言ったから。ソウルを楽しんでいる間にいい知らせがあるはずだ。"
そこへダヘが…
"兄がここに来てたでしょう？"
"なぜコニーシンのお兄さんがここに？"
"２人とも、地獄に落ちな"
その場を去るダヘ。
"どこで?"
"海よ。次はセビョルと行くわね。"
思い出が蘇るドヨン…
"どれどれどれ…口にした言葉は粉々に砕けた。言葉は虚しく流れていき…"
"もう、返さないと寝室で寝かさないわよ！"
"構いませーん。次のは…"
"もう、返して！"
"痛いよ…"
"返して…"
"ヒョンジュ…文章が上手なんだな。"
"そこで何してるの？"
"そのノート、どこにあったのの？"
"本棚に挟まって…"
"ずっと探してたの"
受け取ろうとするヒョンジュからノートを離すドヨン…昔のように…
"ヒョンジュ…"
"疲れてるの。面倒なことはせずに返して…"
ヒョンジュひ呼びかけノートを渡すドヨン。
"何でそんな優しい声で呼ぶのよ"
"あなたの本と荷物、持って帰ってね"
"わかった。ヒジュンに取りに来させるよ。"
知らぬ間にドヨンがいなくなり…
"あれ？帰った？"
2階からの気配に気づき、階段を登るセビョル…
そこで見たのは…
号泣するドヨン…
…第２５話に続く…
