「自己肯定感」という言葉が近年多く使われるようになりましたが、それが叶わなくて落ち込む人も増えてるようです。
自己肯定感とは、
元々は臨床心理学者が教育現場で
「子供たちが自分を肯定できますように」と
願いを込めて作った言葉だったと記憶してます。
子どもたち、多数へ使う言葉なのに
個人に向けて使っているのなら
それは手に入れられないものになりますよね。
ただ、
ここ最近は自己啓発としてさまざまな切り口で
個人へ向けて使われているのを目にします。
例
「自分を愛さなければ他人を愛せない」
「自分を好きにならなければ他人に愛されない」
「自己肯定感を高めるためにすること」
…
わたしも自分を愛することに関する情報発信をしてます。
それは不安で絶望感しかない視点から脱して、
ホッとしたり、
生きることを愉しめるようにするのが目的なのですが
自分を愛するというのは一人で
できるものではないと思います。
しかし、自分の責任になり過ぎてるところも見られます。
例えば過酷な家庭で育った人だとしても
最後は「自分で自分を愛して肯定する」ことにいたらせる考えにもっていく。
それで『結局は私の責任なんだ』と
考えるようになる。
“自己責任”というと、自由さや、
可能性がみえる時もありますが
先の見えない行き場のなさを感じる時もあるはずです。
自分が自分の汚さを1番知っているからこそ
『こんな私を“好きだ”というところまでいけない』と、感じるのも、自然な気持ちだと思います。
だからこそ
『こんな私を好きだと言ってほしい!』
『支えてもらいたい!』
↓
『それには自分を好きにならないと…』
の、ループを繰り返す。
けれど、
例えばあなたが子育て中のママだったら
子どもの顔を見たら我が子がニコッとしたとか
抱っこしてあげると嬉しそうな顔をしたとか
そういう体験ってありますよね。
そうした体験を通じて
なんかわからないけど優しい気持ちになったとか、
感じてみることが大切なんだと思います。
そして、その感じたことを話しやすい人に話してみてください。
評価されることに慣れていると、
低いなら高くしようと努力します。
ただ、自己肯定感を高めたい先に求めているのは
ホッとすることではないでしょうか。
それを忘れないでいましょうね。
愛されて
助けられて
うまくいく。
新しい絵画が完成しました
個人カウンセリングはこちら
《心に寄り添うメール相談》
ブログで書けないことや
最新のイベント情報などお送りします。