利尿剤は体から水分を搾り取る作用があります。
脱水で血液量を減らして血圧を下げることに成功しても、
脱水で血液はドロドロになり、血液が流れなくなってしまいます。
●利尿剤による脱水は、全身で循環障害を起こします。
目では房水の排出がうまくいかなくなり、眼圧が上昇し、緑内障を発症します。
血液の濾過や尿の産生ができなくなり、腎不全が起こります。
●実は腎臓病でも、緑内障でも、利尿剤が使われています。
いずれの病気も、利尿剤によって循環障害がつくられ、
(緑内障腎臓病、高血圧緑内障、腎臓病高血圧)
といった具合に、新たな病気が上乗せされてしまいます。
●私の母は、緑内障の点眼薬(利尿剤)をやめたら、目のかすみが完全になくなり、調子がよくなって、驚いていました。
点眼薬で水分を搾り取られて循環障害を起こし、見る機能が低下していたのです。
●腎機能低下の患者に、利尿剤を投与することも問題です。
尿を出すには、血行を良くする必要があるのです。
それを、利尿剤で化学的に腎臓を働かせようとすると、腎機能が壊されていきます。
(利尿剤脱水血液粘性上昇血流障害頻脈顆粒球増多腎障害)の図式が見えます。
●利尿剤は多くの病気に使われています。
利尿剤を服用した患者は、激しい喉の渇きと体調不良を訴えます。
渇きが強いのに、身体は水を十分に吸収できなくなってしまいます。
そして破綻していくのです。
●患者が増え続けている病気があれば、その治療法に疑問をもつ必要があります。
●「みんなこの治療を受けているから」とか「偉い先生が処方してくれる薬だから」と、医者任せにしていては、治るものも治らなくなる可能性があります。
自分の身体を救うためには、動物的な勘を働かせる必要があるのです。
【アレルギー】
●アレルギー疾患に対処するには、常に抗原を「流す」「捨てる」という感覚をもつことが大切です。
抗原を流し去るには、運動などで血流を促すことが大切です。
炎症は抗原を排泄している反応です。
●薬の長期使用は、
血流障害活性酸素大量発生組織破壊
リンパ球減少免役力の低下
という、発ガンを促す体調を作ります。
【リウマチ】
●対処法さえ間違えなければ、リウマチは長患いする病気ではないのです。
にもかかわらず、リウマチの患者さんがへらないのは、
現代医学がこの病気の本質を理解せず、治療法が誤っているために、治癒に導くことができないからです。
●リウマチを治癒に導くには、免疫抑制剤、ステロイド剤、消炎鎮痛剤をやめることです。
これらは血流障害を助長させ組織の修復を妨げます。
●薬をやめると、関節に激しい発赤、発熱、痛みが生じて体もだるくなります。
血流が回復することによる、治癒反応と理解し、安静にしていましょう。
●ステロイド剤は、離脱に伴うリバウンドも激しく現れます。
離脱後も1年は、発赤と痛みの炎症発作をくり返しますが、
これは誤った治療から脱却するために必要なプロセスですから、心配せず乗り切ってください。
●ハリ治療など代替医療を行う医師に、サポートしてもらいながら離脱するのもよい方法です。
●リウマチを治癒させるには、
ストレスを遠ざけるとともに、運動や入浴で血行を改善するように努めてください。
【パーキンソン病】
●パーキンソン病は特別な病気ではありません。
働き過ぎや薬物使用によって引き起こされます。
●パーキンソン病の原因は、交感神経の過度な緊張状態、動脈硬化による脳血管の血流不足にあります。
●パーキンソン病を難治化させているのは、通常の治療で使われている薬物、Lドーパ含有製剤の弊害です。
●Lドーパ含有製剤は交感神経を刺激し、血圧を上げ、患者さんは一時的に元気が出ます。
しかし、交感神経の過度の緊張で、血流が悪くなり、神経細胞の死滅を促進します。
その結果、病気を悪化させてしまうのです。
●じっさい、パーキンソン病治療薬を投与されると、患者さんの体は固くなって、どんどん動けなくなります。
●薬を止め、血行を増やす入浴や体操を積極的に実行し、便秘にならないように繊維の多い野菜を食べてもらう、
そんな簡単なことで難病が治るのか、と思われるかもしれませんが、現実に、薬で歩けなくなり、口もきけなくなっていた患者さんが、一週間くらいで歩けるようになり、話せるようになったという例がたくさんあるのです。
●やめなくてはいけない薬は、まだまだあります。
消炎鎮痛剤、睡眠薬、抗不安薬、これらの薬はすべてやめましょう。
薬をやめることが病気脱却のカギとなります。
●パーキンソン病治療薬は、飲み始めて半年程度なら、いきなりやめてもさほど問題はありません。
年単位で服用してきた人は、急にやめると一時的に悪化することがあります。
1~2ヵ月かけて、少しずつ減らしていくとよいでしょう。
●薬をやめて患者さんが震えるのは、薬で止められた血流をなんとかふやし、筋肉に血液を送ろうとして痙攣を起こしている。
リバウンド現象は治癒反応であると理解することが、薬の離脱に成功する秘訣です。
●パーキンソン病では、体が動かしづらくなりますが、積極的に体を動かし血流を促しましょう。
【潰瘍性大腸炎、クローン病】
●潰瘍性大腸炎、クローン病の難治化の原因は、誤った治療法による薬害です。
●下痢が起こるのは、生体が治ろうとする反応が始まったサインです。
血管が拡張して血流も回復し、傷ついた粘膜の再生が促進されます。
●その課程で知覚神経を過敏にして痛みを起こす、プロスタグランジンの産生が高まるため腹痛が起こります。
また、顆粒球の死骸である膿を排出するために粘血便も出ます。
一連の症状は、すべて組織を修復するプロセスで生じる治癒反応なのです。
●しかし、現代医学はこうした症状を悪玉と決めつけ、下痢や腹痛を抑える目的で、消炎鎮痛剤やステロイド剤を用います。
これらは治癒に必要なプロスタグランジンの産生を抑制します。
血流障害による組織破壊が拡大し、病気は増悪します。
●潰瘍性大腸炎、クローン病ともに、薬をやめることが治癒の第一歩となります。
薬をやめると、今まで抑えていた症状が一気に吹き出します。
初めの2~3日は激しい下痢や腹痛が起こりますが、これを過ぎると1週間ほどで炎症はおさまります。
水分は十分に補給してください。
●ステロイド剤を使用している人は、一年くらいの間に何度かリバウンドを起こします。医師の管理下で1ヵ月程度かけてゆっくりと薬をへらします。
【ガン】
●発ガンを促す要因には働き過ぎ、薬の長期使用、があります。
いずれも強力に交感神経緊張状態を招き、
〈顆粒球増加(血流障害)活性酸素の大量発生組織破壊〉
〈リンパ球減少・分泌能低下免疫力の低下〉
というガンを呼び込む体を作り上げます。
消炎鎮痛剤を年単位で常用すると発ガンを促す体調になり、
だいたい薬を10年くらい常用したあたりから、発ガンする傾向が見られます。
●生活パターンを見直し、しっかり休養をとり、消炎鎮痛剤などは中止する。
●免役力が高まれば進行は止まり、治癒できると信じ、気楽にガンとつき合う
●転移は、ガン細胞がリンパ球の攻撃から逃れようとして生じるものであり、治る前兆である。
転移が起こってもあわてない(ただし、リンパ球が少ない場合はこの限りではない)
●三大治療(手術・抗がん剤・放射線治療)は受けない、続けない。
抗がん剤や放射線治療は、白血球を減少させてガンと闘う力を奪うので勧められても断る。
どうしても手術が必要な場合は、最低限の範囲で受ける。
●運動、食事法、呼吸法、入浴などの実践。
●がんになった人でも、免疫力が上がってリンパ球が増えれば、がんは自然退縮するものなのです。
リンパ球の数が1800~2000個/mm3あれば、がんは自然退縮します。
●ところが、リンパ球を確実に減らしてしまうものがあります。
それが三大療法です。
三大療法は、どれもリンパ球を減らす治療法です。
とくに大手術を受けたり、放射線治療や抗がん剤治療を徹底的に受けると、リンパ球は急激に減ってしまい、元に戻るのに時間がかかってしまいます。
●放射線治療を受けると、その後、リンパ球の減少が長く続いてしまいます。
●ネズミに悪性のガンを発ガンさせるためには、ガン細胞を百万個も注射しなければなりません。
一万個や十万個いれたところで、すべてリンパ球に殺されてしまいます。
しかし、ネズミに放射線を当てて、リンパ球を減らしておくと、たったの千個注射するだけで発ガンしてしまいます。
●ガンの検査を頻繁に受けすぎないことが重要です。
免疫能が上昇してくるまでには最低でも1~2ヵ月はかかります。
さらにガンが退縮するには、それ以上の時間がかかります。
●ですから、初めの3~4ヵ月は、検査を受けても思うような数字の上昇は期待できません。
とくに、ガンマーカーは独特の動きをするので、判断に注意が必要です。
免疫能が上昇し、ガン細胞が破壊されはじめたときにも、ガンマーカーは上昇します。
●X線写真、CTやMRIの画像に一喜一憂する必要もありません。
免疫能が上がると、ガンの直径が拡大しても、じつはその中心部が壊死をはじめている場合が多いからです。
●免疫細胞ががガンをたたくときには、必ず炎症反応が起こって、
発熱、痛み、不快を伴います。
下痢をすることもあります。
肺ガンなら咳がでてきたりします。
●患者さんも、医師たちも、
こういう症状が、治癒の過程で起こることをわかっていないので、つい、症状を止めたくなるのです。
しかし薬を服用して症状を止めることは、治癒反応を止めているわけで、
ガンを治すためには、まったく逆効果なことです。