今日は「あかりの日」。
1879年10月21日、トーマス・エジソンが世界で初めて45時間も点灯する実用性の高い白熱電球を開発した日を記念して制定されたそうです。

でも、当時のエジソンはその実験結果で満足することはありませんでした。実用化のためには600時間点灯し続ける必要があると考え、さらに電球の命とも言えるフィラメントの改良に取り組みました。

試行錯誤の結果、竹が最も適していることが判明。そこでエジソンは世界中に研究員を派遣し、1200種類もの竹を集めてこさせたそうです。

なかでも、京都石清水八幡宮の境内に生えていた竹を使用した電球は、約2450時間も点灯しました。この実験成功により製品化が実現したのです。

品種の優秀さを認められた京都の竹は、その後15年近くエジソン電灯会社に輸出されました。何百万個もの白熱電球となり世界に広まっていったのです。

電球の実用化はアメリカの第二次産業革命の原動力となり、またたく間に世界のトップへと駆け上がる道を切り拓いたと言っても過言ではないでしょう。

それは同時に、日本の竹がアメリカという国に大きく貢献したことも意味するのですから、ちょっと誇りに思っても良いと思います。

今日という日が終わるまで、あと数時間。私達人類にとって、この歴史的な記念日をみんなでお祝いしましょう。




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灯りには、じんわりとした温かさがあります。焚き火のようにやわらかなオレンジ色は、不思議と人の心を素直にさせますよね。もしかしたらそれは、はじめて火のありがたさを知った、遠い人類の記憶なのかもしれませんね。




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