人気者の消防車
タイトルの「じぷた」、何のことか解りませんよね(笑)。
「しょうぼう じどうしゃ じぷた」。
子供の頃、読まれた方もみえるのではないでしょうか?
「知らんなぁ」、「聞いたことがある気がするけど...」
と、言う方もこれを見たら思い出すやも知れませんね。
大津市消防局の粋な計らい
大津市消防局・警防課装備係の使用するジープ型消防車(正式には装備車)が32年間に渡る、現役を引退したそうです。
旧装備号が大津市北部地域総合消防防災センターで生まれ変わりました!
規定では、装備車両は15年で更新すると決まっているそうですが、大きな故障もしなかったため、長きに渡り使われてきたそうですが、予算が計上され、新たな装備調達と同時に引退することになったそうです。
局装備1号車
正式名は「局装備1号車」というらしく、昭和58年から昨年9月まで、荷台に工具や部品を積み、年間40~50回出動したり、消防出初式で先頭車両を努めていたそうです(凄)。
63年に発表された絵本、「しょうぼうじどうしゃ じぷた」(福音館書店)に登場する主人公「じぷた」に似ているとして、近隣の子供達にも人気があったようで、週末になると全国から写真を撮りに訪れるマニアの人達もいたらしいです。
絵本と同じように、装備1号車も、山火事の際、消防車が入れない山道をホースを積んで上り、消火作業で活躍したという「琵琶湖のじぷた」。
大津市消防局 北消防署(大津市北部地域総合消防防災センター)で行なわれた除幕式
真野にある、北消防署の署長が、「廃車にするのはもったいない。なんとか活かしたい」と警防課に相談し、このたび北消防署の玄関に展示することが決まったということです。
各地に存在する、じぷた
この琵琶湖のじぷた、元はダイハツの「タフト」という四輪駆動車です。
程度の良い状態であれば、今でも100万を越すプライスが付けられています
今回の「じぷた」はダイハツ・タフトがベースでしたが、日本のジープといえば、やっぱり三菱。
そんな三菱・ジープをベースにした「じぷた」も無論、存在します。
この頃の車は、現在の車のデザインよりも優しい、フリーハンドな柔らかさを感じます。
そういったこともあり、より絵本のじぷたに共感してしまうのでしょうね。
これは三菱ジープをレストアして作られた、「三菱じぷた」です
それにしても、大津市消防局も粋な計らいをしますね。
これからも大切に残していって欲しいと思います。
北消防署も、「現場の顔ではなく、より優しく親しみやすくなった新しくなった姿を是非見学にきてください」とのことですので、この機会に絵本を見せてあげ、お子さんと一緒に行かれることをオススメします。
きっと、とーちゃんの株が上がること、間違いなしですよ(笑)。
〒520-0232
大津市真野二丁目23-1
電話番号:077-572-0119
※琵琶湖大橋交差点から北西に500m位です