放映翌日、Yahooニュースのトピックにもなった85話「裏切り者」。
いやも~、これはホント…コニーと一緒に叫びたくなった…。
しかもさぁ…
なんでここに、サムエルとダズを出してくるワケ???
もぉ…進撃ファンを「号泣させよう」って魂胆、見え見え…。
ちなみに、「あれ? サムエルとダズって前に出てたっけ?」という方のために復習。
サムエルは、シーズン1・5話でサシャに助けてもらった人物。
いきなり!の超大型巨人の再臨に吹き飛ばされ、まっさかさま~に落ちかけたところを…
ちなみにダズは…「お前、なんで訓練兵になったンね?」と尋ねたくなるぐらいのダメっぷりオーラかましてた人物。
訓練兵時代、いきなりの巨人到来で「戦いたくない感(むしろ逃げ出したい感)満載」なダズ。
しかも雪山登山の訓練中、途中で体調不良だか低体温症だかなんだか知らンがバテちまい、華奢できゃわゆいクリスタに引きずられて運ばれる有様。
というか。
85話でまず最初に出た第一声は…
お前ら、生きてたの???Σ( ̄□ ̄;)
でした…。
いやさ~、だって…あのエルヴィンでさえ死んだのに…ミケ(好きだった…)でさえ、ナナバ(好きだった…)さえ死んだのに…(私はシーズン2で悟った。「私が好きになるキャラは、みんな引き裂かれる…」←マジ、いつアルミンが引き裂かれるかヒヤヒヤしたワ…)
ど~やって生き残ったの???
…って。
観ている側だってそうなるのに…コニーやアルミンにしてみたら、
「いやぁ、ひっさしぶりだなぁ! 元気だったか~!」
って言って、「肩ぽんぽん☆」したい心境だよね?
それが…↓この表情↓
なんでこんな同窓会になるン??!!
だけどさ。
まぁ、わからなくもない…。
ダズのハンパない臆病っぷりは、ぶっちゃけ戦うことより「農作業でもして家族ときゃっきゃしてる方が幸せ」という、誰もが持っているごくごく当たり前な気持ちなんだろうし、さらにサムエルも「牛や馬を増やす」という、やっぱりこれまた身内の幸せが優先な人。
ダズもサムエルも…フロックの強引さに押されて行動してる感は否定出来ないけど…でも、とどのつまりは故郷パラディ島の幸せを最優先に考えて行動してる。
でも、アルミン達は違う。
彼らは世界を優先に行動してる。
守備範囲の広さが違うだけなんだよね…。
考えたら、ほんの4年前までは自分達のいる場所が「パラディ島」って呼ばれてるって認識すらなかったはず。
だって、壁の外に人類がいるなんて、それまで考えたことがなかったんだもん。
例えば、ウチら現実世界の日本で442年前に遡り、織田信長に向かって「ここ、地球って呼ばれてるの。知ってた?」なんて聞こうものなら…ソッコー首斬られてそう。(先日の皆既月食が442年ぶりだったので、引き合いに出してみた。)
「自分達は広い広い世界の一部に存在してる」ということを考え及ばないのであれば、ダズやサムエルにとってアルミン達の行動は理解出来ないはず。
だって「蟻が象を理解しようとするようなもの」だものね。
だから、フロックのいいなりになるのは…百歩譲る。
でもさぁ…
撃っちゃあかんよ!!!!
そうしたら…こっちも撃たざるを得なくなるじゃん…(T□T)
先に撃っておいて「裏切ったんだな」もクソもないよ。それじゃ言い訳出来なくなるよ。
まぁ、平和主義で(ヘタレな)ナイミン的台本を言うなれば…
1)アルミン達が裏切ったことを知っても、飛行艇を渡す。
2)ダズとサムエルがアルミン達に加勢する。
3)アズマビトもみんな助け出して、めでたしめでたし……。
……って!!!
これじゃぁ全然「進撃」っぽくない!
だからやっぱり…
あの展開は避けられなかった…。
だけど…どうしても考えてしまう。
「自分だったら、どうするだろう」と。
まず…ナイミンがダズやサムエルの立場なら…
「あのさぁ…、俺達が加勢したら…『いくら』くれる???」
※アルミンとコニーが切羽詰まっての行動と理解しているからこその小汚い交渉。
逆に、アルミンとコニーの立場だったら…
「僕たちに飛行艇を渡してくれたら、地鳴らしから守れた農地や牧場をあげるよ!!!」
※権利もないクセに勝手な交渉。
う~ん…。
どっちも「進撃」っぽくない。
ってことで。
結局、ああなる以外の展開は思いつかなかったナイミンでしたとさ。