にいがた美醸の活動から思う | 酒サムライ・かずえの日本酒一合一会

酒サムライ・かずえの日本酒一合一会

酒サムライ、にいがた観光特使、きき酒師・日本酒学講師。新潟の女性日本酒コミュニティー「にいがた美醸(ビジョウ)」を主宰しています。

にいがた美醸は、10月~3月の時期は蔵見学ツアーをメインに。それ以外はお酒の会を実施していますが、ただ集まって飲むだけではただの「飲み会」でしかなく、それだけでは面白くないと考え、あれやこれや趣向を凝らした催しを、メンバーの皆さんのお力をお借りしながら企画しています(というか、私がやってみたいことを試させていただいているだけで、お付き合いいただいている皆さんには日頃から大変感謝なのです)。


これまでに行ってきたことをいくつか紹介いたしますと-


・他県の酒を楽しむ会(秋田、長野は実施した)
・本町市場で飲もう
・浴衣を自分で着つけて街へ出よう
・旬の野菜で簡単おつまみを作ろう&懇親会
・酒造グッズ(前掛けとか手ぬぐい)で手芸&懇親会
・にいがた美醸R.C(健康な身体づくりのためのランニングチーム)
・田植えや稲刈り(これは美醸独自ではなく、蔵元さんのイベントに参加)


こういった催しがとっても楽しい。もちろん企画をしている方も楽しい。


皆さんに楽しんでいただくために重要なことは、考案する方も楽しめているということ。考えている段階でワクワクしていることが大事。そうでなければやらない方がいいと思っています。


初期の頃は、お酒自体にウェイトを置いていましたが、お酒とか食べ物とかだけでは「楽しさ」を訴求するのに限界があるのかもしれないと思うこともあり。美味しいお酒と美味しいお料理があって、素敵な仲間がいれば勿論楽しいのです。しかし、もう一歩、楽しさが広がっていくためには、ライフスタイルのあらゆる要素とのリンクがあったほうがいいのではないかと思います。ですから楽しんでもらうためにはあらゆる人のライフスタイルを理解する?想像する?妄想する?ことが大切なのかもしれません。そんなことを日々考えてはワクワクしているワタクシでございます。うふふ♪


さらに考えるのは、気分がアガる場に酒があれば美味しいと感じてもらえるのであり、酒を全面的に訴求しなくとも、オマケなポジションでもいいということ。美味しさというのは、、それを食べたり飲んだりした人が決めるわけで、当然ながら、個人の「感情」に依存するものです。提供されたお酒やお料理が一定水準以上のクオリティであれば、楽しい→気分がいい→美味しいとなるでしょう。


酒と料理が美味しいから楽しかった(へヴィーユーザはこれでいいと思う)


けど


楽しい場に酒があったから美味しかった(ライトユーザはこっちが大事?)


っていうことだって大いにあるわけですよ。


さらに考えてみた。色々趣向を凝らすことで楽しさが広がる。気分がアガる状態を作り、そこにお酒をくっつける。それって、要するに



プレイ



ってことなんじゃないか??いや、遊戯??あ、なんか、どう表現したらいいのか。。。


って、真面目なハナシをプレイでまとめてしまいましたが。真剣です。真剣にそう思っていますんですよ。ワタクシはっ。