超有名進学校の、さらにエリート中のエリートだけが選りすぐられたクラスが、正体不明の武装集団に占拠された。

人質とされた性格最悪の担任教師を救うには、広大な校舎の各所に隠された2,000ものピースを探し出し、パズルを完成させるしかない。

 

タイムリミットは48時間。狂気のパズルは果たして完成するのか? 武装集団の目的とは? いま始まる究極の死のゲーム――君なら、どうする?

 

 

 

 

 

 

 

●感想レビュー

『あそこの席』と違いミステリーとして面白かった!

教師と同時に犯人に見つかってしまった退学した元同級生(主人公とは少しだけ話す程度)が犯人グループの主犯だったのは良い展開!

 

仲の良いクラスメイトが協力するのではなく、『勉強に励み、自分以外はライバルではなく敵』という校風の特進クラスが担任教師を救うために2000ピースのパズル探しを命じられる。

 

『自分には関係ないのに・・・』、『なんでクラスの人間と協力してムダな行動を?』とまとまりがない中、主人公がリーダーシップを発揮する前半は良く、中盤は少しパズル探しでグダグダ、後半は『残り時間でどうやってパズルを見つけ、パズルを解決するのか?』&『犯人達の動機などを探る』。

 

こういう流れは読んでいて面白かったです。