●あらすじ
フリドが移動遊園地で見つけた魔法の鏡、その鏡から見た目も声も一緒、完璧な自分の分身が現われた!
分身はとても優秀で、フリドの部屋を片付け、嫌いな料理も食べてくれ、フリドの代わりに学校に行けば成績優秀者に。
最初は楽しくて仕方がなかったフリドだが、次第に分身をコントロール出来なくなってしまい…。
このままではいずれ現実世界の生活を乗っ取られてしまうのではと考えたフリドたちは、どうにかして分身を鏡に戻す方法を探そうとするのだが…
。子どもたちとその分身が巻き起こす騒動を描いた、家族みんなで楽しめるファンタジー・アドベンチャー!
●感想レビュー
『鏡の中からコピー人間が登場し、本物を脅かす』という定番ネタですが、自分と同じ能力ではなく一見すると欠点がない協力的なコピー人間が出てくる。
主人公に『秘密をバラしてはいけない』という制約をもちかけるが、子供だから主人公は親友に魔法の鏡をしゃべってしまう。
裏切りに憤ったコピー人間は主人公に配慮する気がなくなり、本物と入れ替わる。
コピーに乗っ取られるワケにはいきませんが、自分と違い、欠点がないコピー人間の方が母親は安心し、喜ぶのでは?
そんな葛藤があり、コピー人間に脅かされるシーンが子供映画ならではですね~
また、主人公だけでなくクラス全員がコピー人間を作り、本物が鏡に入れられる。
鏡にコピー人間を引きずり込むには、本物がコンプレックスから自信を取り戻す・・・もしくはコピー人間が自信を失う(融通がきかないのでナゾナゾには解答できない)。
そんな制約が魔法の鏡にあったのは面白かったですね~