●あらすじ

ウラシマトンネル――そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。

ただし、それと引き換えに…… 

 

掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。

 

ふたりは不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。

これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。

 

 

 

 

 

●感想レビュー

アニメ映画特有の美しい風景、ファンタジーを交えた青春・恋愛感が面白かったです。

浦島太郎のように時間の流れが現実世界と違う洞窟の攻略に挑む。

 

ただ、協力といっても放課後や休日に『●●したら現実世界では時間はどう進むか?』という検証がメインで、お互いに一緒に過ごすうちに好意を抱いていく。

 

主人公がトラウマになっている妹の存在を乗り越え、ヒロインの存在を選び、現実世界に戻ったのは良かったです。

作品冒頭でなぜガラケーを使っているのか?

 

それはウラシマトンネルで現実世界では13年の時間が過ぎ、2005年から2018年に変化したからなんですね~

主人公が1人で洞窟に入り、現実世界で漫画家となりながらもメールを送り続け、主人公が気づき、現実世界に戻る気になったシーンが個人的に好きですね~