●あらすじ
100年もの間国交を断絶してきた戦争寸前の2つの国。
商業国家で水以外なんでも手に入る裕福な<金の国・アルハミト>と、貧しいが豊かな自然と水に恵まれた<水の国・バイカリ>。
国の思惑に巻き込まれ、突如、“偽りの夫婦”を演じることになった敵国同士の“金の国”の王女サーラと“水の国”建築士ナランバヤル。
2人は自分でも気づかぬうちに、恋に落ちてしまう。
“金の国”の深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。
そして2人がついた“小さな嘘”が、国を揺るがす大事件を巻き起こし、やがて国の未来を変えていくことに――。
国をも動かす2人の恋、その先にある、誰もみたことのない奇跡とは――?
●感想レビュー
物語が分かりやすく、アニメの温かい雰囲気もあり、内容に引き込まれていきます。
これがアニメ映画の良さですね・・・『ゴーストブック おばけ図鑑』を見た後なので実写をすればよいワケではない。
という気持ちを感じました。
無気力に見えるけど、キレ者な男性、内気だけど芯がある女性。
2人がお互いの故郷を守るために『動物を結婚相手に出された』という嘘を隠すために夫婦を演じるうちに男女として惹かれ合い、戦争寸前の国に国交を行い、無事に貧しい国にはインフラ整備、豊かな国には水資源。
お互いに足りないものを供給し、戦争を回避した。
主人公が夫婦を演じるシーンも良いですが、お互いの国の協力者が主人公達を助けるのも魅力。
悪役側から主人公側に寝返って囮になるボブキャラも良い味だしてます。
悪役な王様やマッサージ師も私利私欲に走っているワケではなく、自国の利益を考えての行動というのも後味が良い。