著者自らが書いたベストセラー絵本の小説版!嵐の夜、仲間からはぐれて逃げ込んだ小屋で、オオカミのガブとヤギのメイは出会う。

 

暗闇の中、2匹はお互いの姿を見ることもなく、夜通し語り合い、心を通じ合わせる。

「嵐の夜に」の合言葉を決めて、翌日、会うことになった2匹だったが、白昼の下、自分たちが「食うものと食われるもの」であることを知る。

 

それでも魅かれ合うガブとメイだったが、天敵同士のオオカミとヤギの群れは2匹に非情な命令を下すのだった。

300万部のベストセラー絵本の著者が、新しいエピソード、異なる結末で描いた小説。「この小説だけに、本当のラストが書かれている」

 

 

 

 

●感想レビュー

映画の存在は知っていましたが、観る機会がなく図書館で本を借り、どんな内容か知る事ができました。

小説の棚にありましたが、読みやすくて一日で読破する事ができ、なんとなく知っていた映画の内容を知れてよかったです。

映画館で観たら感動ものですね!

 

ラストはバッドエンドとも・・・ハッピーエンドとも取れる不思議なモノ。

できれば幸せな暮らしを2匹でしてほしかったですが、2匹が幸せそうな顔をして命を燃やすのは悪くないですね。

 

まあ、希望をいえば狼のリーダーが、主人公サイドの狼にとって「親の親友」なので深追いせず、見切をつければ『群れの全滅は免れたのかぁ~』と妄想しちゃいました。