「生きてるうちは、生きなきゃなんねぇからな」怒りと希望に満ちた世界を描く問題作。
河川敷で猫と暮らす柳さんは、アルミ缶を集めて生活費とキャットフード代を稼いでいる。
あちこちでホームレスが増えてきたある日、「野良ビトに缶を与えないでください」という看板を見つける。
やがて国ぐるみで野宿者を隔離しようとする計画が……。
ほんの少しだけ未来の日本を舞台に、格差、貧困、差別の問題に迫る新鋭の力作。
●感想レビュー
こういう未来がまっているとしたら怖いですね・・・
ホームレスが増え、最低限のマナーやモラル(ゴミ捨て場から缶を取るにしても元通りにする・悪臭をつけてお店に入らずに身体を洗ってから行く)なども低下し、近隣住民との関係も悪化・・・
国は締め出しをすすめるも格差や貧困は悪化し、ホームレスは増え続けてしまう悪循環。
最終的に反グレ達によって放火が起き、ホームレス地区はなくなり、整備されて近隣住民が公園で遊ぶラストシーン・・・
日本はこれが当たり前になってしまうのか・・・