1945年8月15日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本はその後、東西に分断された。
そして七十数年後の今。
「バイトする気ない?」学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に巻き込まれていく!
鮮やかな展開、待ち受ける衝撃と感動のラスト。世界をひっくり返す、超傑作エンターテインメント!
●感想レビュー
戦後の日本がポツダム宣言を受け入れる直前に軍のクーデターが起こり、戦争を続け、3発目の原爆を落とされ、東西に分けられてしまうお話。
ドイツや北朝鮮、韓国のように国が2分され、社会主義と資本主義で東日本大震災まで時間は続いています。
現在では東京は東日本ですが、物語の中では西日本に属しているので少し混乱しましたね(笑)
ただ、架空設定の矛盾もなく、日本統一までの主人公達のテロ行為が密接に・・・爽快に描かれています。
また、主人公達だけでなく、日本の大統領、一般の人、社会運動家など様々な視点を交えているので飽きがない。
最後は無事に日本が統一されたハッピーエンドで被害者も少なく、気持ちの良い読み終わりでした!