夏休み、家族と東北各県を訪ね、宿発着のオプショナルツアーに参加した子どもたち。ツアーのテーマは「子どものための“地元体験"ワークショップ」だ。郷土料理作り、伝統工芸品作りなどを体験するという。主催する「みちのくエージェンシー」は、実は子どもたちを取り込むために、妖怪たちが立ち上げたツアー会社だった!

 

 

 

 

●感想レビュー

相変わらず子供が妖怪に取り込まれ、行方不明やラスト不明な感じでバッドエンドが漂う。

ただし、妖怪の怖さが伝わり、下手なホラーや妖怪モノより楽しめる!

 

今作で登場する小学生は傲慢な人が多い気がする。

天狗では『ワガママな弟を可愛がる良いお姉ちゃんな自分が素敵』など妖怪に取り込まれ、ちょっとスカッとしたのも事実。

 

ただ、最終話では隠れた霊感のある小学生が今まで取り込まれてしまった小学生を救う話だったのが意外。

しかし、その小学生に不気味な因縁を感じる痣が・・・次回作で回収はあるのだろうか?

 

短編集で読みやすく、『日常に潜む妖怪と仲間と撃退』なベタ展開に飽きた人におススメ。

 

 

 

他にもキツネ提灯(ランタン)、神隠しから帰ってきた老婆