ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。

それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 

 

絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! 

まほかるブームを生んだ超話題作

 

 

 

 

 

●感想レビュー

婚約者である女性の失踪、父親の末期がん、夫の死を受け入れた母親に訪れた交通事故死。

そんな不幸の連鎖で心がズタズタになった主人公が実家で見つけた4冊のノート。

 

記憶の奥底から蘇る幼い母親の違和感・・・自分の母親が突然、入れ替わっていた!?

サイコパス・・・かは不明ですが、殺人で自分を表現した人生を歩み、娼婦になった女性の手記。

 

父親が書いたのか?

この女性は自分を生んだ母親なのか・・・それでは交通事故死した母親は誰?

 

 

 

 

 

手記の事件に巻き込まれた男性が登場したのは驚きです。

また、主人公をずっと手助けしていた中年女性スタッフの正体の驚き。

 

主人公ではありませんが、小説を一気に読み、満足感を得られました。

殺人事件や恐喝などもありますが、結果的に主人公の周りがハッピーエンドなのは良かったです。