幸せなカップルのケイトとアレックス。

ケイトは、ゾンビウイルスに感染した患者“リターンド”をサポートする病院で働いている。

 

リターンドの保護に反対する人々も多く、過激なグループは暴動を起こしていた。

そして、まことしやかに囁かれる噂が出回る。

 

ゾンビウイルスを抑制するワクチンの残数はあと僅かである、と。

ケイトとアレックスは、大量のワクチンを抱えて逃亡することを決意。

ワクチンが無くなっていく恐怖、政府に発見される恐怖に怯える二人だが、本当の恐怖は別の所にあった。

 

 

 

●感想レビュー

ゾンビ発生した世界だが、抑制する薬は存在する・・・しかし、16時間の旅に打たないとゾンビ化する・・・

人を襲うゾンビの恐怖というより自分や大切な人をゾンビ化させない人間模様に重点を置いています。

 

主人公の行為はあまり良いモノではなく、主人公の女医に対する好き嫌いが分かれますね~

恋人のためとはいえゾンビ抑制のワクチンを横流し、死体遺棄に隠ぺい、復讐・・・

 

何度かの分岐点なシーンがあり、主人公の『もし』をイメージせずにはいられません。

リターンドである事、正当防衛による事件などを警察に報告し、施設に入っていたら?

自分の恋人だけでなく、他の人(襲ってきた子供の父親)にもワクチンを分け与えていたら・・・合成ワクチンの開発に間に合っていたかもしれません。

 

さらに自分の子供を巻き込み、復讐を誓うラストシーン。

バッドエンドですが、考えさせる映画ですね。