(あらすじ)
ジュラシック・ワールド事件から3年後の2018年。パーク崩壊後も、イスラ・ヌブラル島では恐竜達が自由に島中を徘徊して生きていた・・・しかし、島北部のシボ山で火山噴火が起き、島の恐竜達は存亡の危機にさらされる。
恐竜保護を目的とした団体「Dinosaur Protection Group(DPG)」を設立した「ジュラシック・ワールド」の元運用管理者クレア・ディアリングは、イスラ・ヌブラル島の恐竜を救出するため、故ジョン・ハモンドの元ビジネスパートナーであったベンジャミン・ロックウッドを訪ね、彼の支援・サポートを取り付ける。
また、ベンジャミンに仕えるロックウッド財団の経営者イーライ・ミルズの依頼でヴェロキラプトルのブルーを捜索するため、元恐竜監視員のオーウェン・グレイディを雇い、彼ら探検隊がイスラ・ヌブラル島に向かった。
(ウィキペディアより引用)
●映画レビュー
金曜ロードショーで観た「ジュラシックワールド 炎の王国」。
25年前に公開された「ジュラシックパーク・シリーズ」の最新作はとても面白かったです!
●代名詞であるTレックス・・・カッコいい!!
「ジュラシックパーク」や「ジュラシックワールド」といえばTレックス・・・ティラノサウルスでしょう。
3作目では、他の大型恐竜にメインキャラの座を奪われましたが、前作から権限が回復し、大きな活躍を見せています。
ヴェロキラプトルのブルーは、人間である主人公たちの味方な部分がありますが、ティラノサウルスは「The・野生」という感じ‼
主人公を襲うのはもちろん、助けたように見えても「目の前の敵を倒しただけで助けたわけじゃない・・・」。
そんなダークヒーロー的なポジションにいるティラノサウルス。
古生物学の研究が進み・・・
・「恐竜には羽が生えていたのではないか?」
・「もっとカラフルだったのでは?」
・ティラノサウルスは走れない
・ティラノサウルスは死肉をあさっていた
そんなマジ情報に惑わされるのはなく、1作目と同様のカッコいい姿を今作でも拝めました!
製作スタッフには本当に感謝ですね♪
●「Fallen Kingdom」の意味とは・・・
「炎の王国」という副題ですが、「Fallen Kingdom」という文字も見えます。
日本語略をすれば「王国の崩壊」・・・
火山噴火により、生存が絶望的になった恐竜たちを意味しているかと思ったら・・・それだけではないようです。
オークションにかけられるため、連れてこられた恐竜たちは人間達の世界に解き放たれ、エンディングでは実際にサーファーが襲われています。
恐竜が支配する王国の崩壊ではなく、人間が支配する世界が崩壊し、恐竜との対立が今後は描かれるのかもしれません・・・
「ジュラシックワールドへようこそ・・・」
●ブラキオサウルスの悲劇
火山噴火した島から逃げる人間達・・・
そんな彼らに助けを求めるように船着き場までやって来たのは大型草食恐竜のブラキオサウルス。
少しウルッとしてしまったので恐竜好きな人なら号泣してしまうかもしれません。
この個体は4作目でクローンかされず、1作目の「ジュラシックパーク」から野生として生きていた種。
大型恐竜ゆえに船に乗せる事ができず、断末魔の声を上げながら火砕流に飲み込まれ、命を落してしまいます・・・
1作目の主人公たちに感動と癒しを与えたブラキオサウルス・・・
そんな彼が火山噴火に巻き込まれ、完全に絶命してしまった・・・
Tレックスとは違った意味の映画の顔であるブラキオサウルス・・・「恐竜のテーマパークを舞台にした映画」との区切りも感じる気がしますね・・・
●まとめ
迫力があり、とても楽しめた「ジュラシックワールド 炎の王国」。
終始、島で恐竜たちを救い、違う島に連れて行く・・・
そんなストーリーを予想していましたが、「人間社会に迫る恐竜たち」という衝撃のラスト‼
次回からの「ジュラシックワールド」は過去作と違い、「恐竜たちの楽園」が舞台ではなく、「人間と恐竜が共に生きる全世界」が舞台となり、まったく新しい感じになるでしょう。
「インディペンデンスデイ」はこういう「斬新なセカンド」は失敗しましたが、「ジュラシックワールド」は成功し、「身近に迫る恐竜たちの怖さ」を描いてほしいですね。