2024.03渡泰記 その④ [前編] | やっぱり、プラが好き!

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タイのお寺の御守というべき「プラクルアン」(プラ)にハマって、ブログをはじめました。主に、プラの取得やプラに関することを徒然なるままに記録していきます。
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渡泰記 その④ [前編] であります。

つまり、渡航6日目と7日目であります。今回の渡泰の大きなミッションの一つ、『ムアンホーラン』巡りであります。前回、つまり昨年11月の渡泰時に行こうと思っていたところですが、何分雨季が続いていて雨が降りがちだったので断念したものであります。今回はクソ暑いくらいのカンカン照りですので、雨の心配は無用であります。ただし、「暑さ」は容赦なく老体に襲いかかって来るのであります。

 

 

まず初日の朝は、お馴染み「グッドフェローズ トンローカフェ」にて朝食を頂き、その後、BTSに乗り込みます。

 

 

 

そもそもの話として、『ムアンボーラン』についてご説明しなければなりませんが、以下『ムアンボーラン』に関する説明は、公式サイト及び「タイ一択」の下記サイトを参考にさせて頂いておますので、まずはお含み置きください。なお公式サイトの冒頭に展開されるドローン撮影による映像は、まさに「圧巻」のひと言。観ればここを訪れたくなりますよ。

 

 

 

 

ムアンボーラン(Mueang Boran / เมืองโบราณ)の特徴は以下のとおりであります。

 

 ◆ BTSケーハ(Kheha、スクンビット線の東端の終点駅(2024.03現在))から車で約5分の場所に位置し、1972年に設立されたた世界最大の屋外博物館

 ◆『ムアンボーラン』とは、タイ語で「古代都市」を意味する。

 ◆ 設立者は、タイの有名な芸術的観光地ではお馴染みの「Lek Viriyaphan」という実業家で、バンコクのエラワン博物館やパタヤのサンクチュアリオブトゥルースなどを作った人として有名

 ◆ ムアンボーランは、後世にタイ建築の素晴らしさを知ってもらうため、またタイの素晴らしい建築を知り実際に現地へ出向く人が増えることにより、観光促進に役立つのではないかとの思いで建設されたとのこと
 ◆ 敷地面積は約1.2平方キロメートル(東京ディズニーランドの約2.4倍)
 ◆ 皇居並みの広大な敷地内に、タイ国内に実在する寺院・宮殿・遺跡のレプリカ、民間伝承に登場する架空の建築物など、選りすぐりの建物が120軒以上

 ◆ レプリカと言っても、限りなく実物に近い(建築物にもよるが本物の1/3程度の大きさで作られている。実物大の建築物もある)
 ◆ ムアンボーランに来れば、1日でタイ各都市の一大観光地オールスターを観光できる
 ◆ ただし、敷地は広大なうえ、120以上もの建築物があるので、1日で全てを見て回るのは不可能

 

 

BTSケーハ駅からムアンボーランへは、タクシーのほか、ソンテウ(10バーツ)、無料のシャトルバスを利用できます。お勧めはソンテウで、頻繁に出ているうえにたったの10バーツで乗れるため、使い勝手が良いです。タクシーはソンテウに比べて料金が高いですし、シャトルバスは土・日曜日のみの運行でしかも一日2本しかないのでお勧めしません。

ソンテウを利用する場合、BTSケーハ駅の3番出口を降ります。すると目の前に大きく「36」と書かれたソンテウが見えますが、これに乗るだけです。何台か止まっている場合は、出口階段に一番近いものに乗ります。既に人が乗っているものがあればそれに乗ってもOKです。ソンテウはムアンボーランの目の前を通ります。ムアンボーランの前に来たら、停車を運転手に知らせるベルのボタンを押して降車するだけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

営業時間は9時~18時で、入場料は外国人の大人700THB、子供350THB(タイ人及びタイの運転免許証ないしはワークパーミットを呈示できる外国人は、大人400THB、子供200THB)となりますが、事前にネットで予約をすると大分安くなります。つまり、以下のサイトを使うと、

 

https://www.kkday.com/ja/product/11875-erawan-museum-and-ancient-city-tickets-in-bangkok-thailand?cid=7362

 

チケットにはいろいろなバリエーションがありますが、ムアンボーランの入場料だけでしたら、1457円(このブログ記載時の値段。私が行った時は1467円でした。為替レートの差でしょうか。)と現地バーツ払いのほぼ半額となります。こちらで予約しますと、登録したメールアドレス宛にバウチャーが送られてますので、チケットセンターのネット予約窓口にこれを呈示することでチケットと発行してもらえます。

 

まただだっ広い敷地なので、移動手段をチョイスしなければなりません。手段としては、自転車(人力)と電動自転車(電動アシストではなく、ほぼ電動バイク)、それからゴルフカートとトラム(決められた場所を決められた時間に周回するバスのようなもの)があります。料金は以下のとおりです(2024.03現在)。

 

 ◆ 自転車(人力) 150THB/日

 ◆ 電動自転車 1時間100THB、3時間250THB

 ◆ ゴルフカート 2人乗り 最初の1時間350THB、以降100THB/時間

          4人乗り 最初の1時間350THB、以降200THB/時間

          6人乗り 最初の1時間500THB、以降300THB/時間

 ◆ トラム 無料(参照したサイトでは50THBとありますが、現在は無料のようです。)

 

なお、自転車は人力・電動ともにレンタルの際にはパスポート(タイ人の場合は国民IDカード)の預入れが求められます。またゴルフカートについては運転免許証の呈示が必要となり、ない場合は運転手を付ける(有料。参照サイトでは200THBとありますが、現在の料金は不明)ことができます。いずれをレンタルするにせよ、申込みカウンターはチケットカウンターの丁度裏側にあります。なお、トラムは2系統あるようで、いずれも1回2時間で周回するようです。

 

チケットセンター

 

レンタルカウンター

 

 

手続が済みましたら、各々のレンタル場所へ行って乗り物をレンタルします。この日の私の相棒はこの子です。ちょっと古めかしい奴ですが、基本道中は平坦なので問題はありません。敵は炎天下の太陽だけであります。

 

 

 

チケットセンターでも、お勧めの建物や現在工事中などで入れない場所などを案内してくれますが、私は事前に前述の参照サイトで観るべき場所をチェックしてきましたし、チケットと一緒に貰える地図(下記リンク参照)にもお勧めスポットには「カメラマーク」が付いていますので、これらを参照しながら回っています。

 

https://www.muangboranmuseum.com/wp-content/themes/Muangboranmuseum/images/map_muangboran_en.png

 

 

まずは、『ザ・グレートホール・オブ・ヴァジュラダンマ(The Great Hall of Vajra dhamma)』という建物であります。

 

後期のアユタヤ建築に影響を受け建設されたという寺院。建物全体が黄金で見応えがあります。建物の名前である「ヴァジュラダンマ(Vajradhamma)」という言葉は、仏教用語であり、サンスクリット語の「vajra」と「dharma」の二つの語から成り立っています。「ヴァジュラ(Vajra)」は、ダイヤモンドのように強固で不動のもの、あるいは雷のように強力で不動のものを意味し、仏教においては、真理や智慧、悟りの象徴として用いられます。一方、「ダンマ(dharma)」は、教えや真理を意味します。仏教においては、仏教の教え、法則、真理を指します。つまりこの「ザ・グレートホール・オブ・ヴァジュラダンマ」は、不動の真理や智慧ちえ、仏教の教えや法則を表現した建物ということのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各建物の前には、地図に記載されている番号と建物名、そしてその説明が書かれた看板が立っていますので、目的物を見つけやすくなっています。

 

 

 

次は「ドゥシット マハ プラサート宮殿(Dusit Maha Prasat Palace)」であります。

 

ラッタナコーシン時代の初期、ドゥシット マハ プラサート宮殿は国務が執り行われ、王室の儀式が執り行われる謁見の間でした。この宮殿は西暦 1806 年にラーマ 1 世によって建てられました。その構造は大きな高い屋根を持つ十字形の建物です。当初、宮殿はアユタヤのスリヤット アマリン宮殿と同じくらいの大きさになる予定でした。王宮のドゥシット マハ プラサート宮殿は、現在、伝統的なタイの宮殿が現存する唯一の例です。残念ながら、ラーマ 3 世の治世に改修されたこの建物には、最初の治世に始まったオリジナルの細工の痕跡は残っていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は「サンペット プラサート パレス(Sanphet Prasat Palace)」であります。

アユタヤ旧市街にあるサンペット宮殿という建物のレプリカとなります。アユタヤ時代、サンペット宮殿は国王の戴冠式や、大使受け入れの式典などに利用される重要な建物でした。しかし、ビルマによるアユタヤへの攻撃により、本物のサンペット宮殿は崩壊しました。したがって、現在はレンガの土台しか残っておらず、遺跡と化しています。ムアンボーランにあるサンペット宮殿のレプリカは、考古学者や歴史学者が遺跡に残る物的証拠に基づき、限りなく実物に近く再現したものとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて「ザ・プラ ケオ・パビリオン(The Phra Kaew Pavilion)」であります。

 

こちらは、アユタヤ時代に存在した宮殿の壁画に描かれた仏殿をもとに再建された建物です。タイの中華系寺院でよく見かける、楼が積み重なった八角の造りが特徴的です。庭園には太鼓橋もあり風情が漂っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きましては、「エンライトンメント・パビリオン(Pavilion of the enlightened)」であります。金と緑のコントラストがとても映える美しい建物です。

 

日本で言う阿羅漢(悟りを得た聖者)を祀る羅漢堂です。『金 × グリーン』という見かけない組み合わせの色合い、水に架かる橋、全てが神秘的。お堂の中には重々しくも立派な像が安置されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道中には、いろいろなオブジェなども飾られていて、なかなか目が離せません。

 

 

 

 

これは「観音菩薩モンドップ(Mondop of Bodhisattva Avalokitesvar (Kuan-Yin))」というそうです。

 

 

 

 

 

 

こちらは「ボディサットヴァ・アヴァローキテーシュヴァラ(Bodhisattva Avalokitesvara)」という菩薩観音だそうです。

 

 

 

さて次は、昼食であります。敷地内にはいくつかお食事処がありますが、私は最北端の休憩所にある食堂で豚肉のガパオライスを頂きますが、これがまた超辛~い!!

 

 

 

 

食後の一発目はこちら「プラタート・モンドップ(Phra That Mondop)」です。

 

プラタートとは、仏陀の遺物を安置する仏塔のことです。タイの大規模なコミュニティとその近隣地域では、このような記念碑は伝統的に仏教徒にとって重要なものでした。マハ タートの仏塔はメルー山を象徴しており、町の中心としてそびえ立っており、宇宙の中心を表しています。このプラタートも同様に、ムアンボランに祝福と神聖な場所として設立されました。

 

 

 

 

 

 

 

次は「シュメール マウンテン(Sumeru Mountain)」であります。敷地の周りをぐるっと一匹の魚が囲んでいます。

 

ムアンボーランを訪れた人の殆どが一番印象に残っているだろう建築物とか。タイ寺院の壁画にある仏教的宇宙観を象徴的に表した建物です。一言で言うと須弥山のようです。中央に建つ仏塔が須弥山を象徴していて、巨大な怪魚アノーンが須弥山を囲み支えています。

ちなみに「須弥山」(しゅみせん)とは、古代インドの世界観の中で中心にそびえる山ということのようです(By Wikipedia)。

 

 

 

 

 

 

 

ここまで回り終えたところで時刻は15時を回っており、過酷な陽の光の強さにも負け始め、腕などは陽が当たるだけで「痛い」と感じるようになりもはや「限界」であります。明日もあることですし、ここは一旦退却することとしました。自転車を返してパスポートを取り戻し、ご褒美のソフトクリームを食べてから帰路に就きます。出口に向かう際に、予想はしていましたが、ぼっタクシーの運ちゃんが「100バーツ」と声を掛けてきます。私は疲れていてもはやこれに抗う術を持ち合わせていませんでしたので、この誘惑に負けてこれでケーハ駅に向かいます。

 

その後は、ホテルに戻って1時間ほど居眠りをしてしまい、目が覚めると外もうす暗くなっていましたので、ホテル近くの居酒屋「極楽」で夕食を頂くことに。

 

 

 

 

 

 

この後は、ホテルに戻りウダウダしていました。幸い、このホテルでは日本のテレビ番組を観ることができますので、退屈はしません。自宅にいるのと同じ感覚で過ごせます。そして明日も過酷な一日が待っていますので、早めに床に就いて休みました。

 

 

おしまい。

 

 

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