バス停でバスを待っていた。

 

バスが着いたので

颯爽と乗り込んだところ

男性運転手さんがこう言った。

 

お待たせ〜。

 

お待たせ……

 

でも、その言い方が

ものすごく柔らかくて、

全然嫌な感じがしない。

 

それどころか

あまりの優しい言い方に

心があったかく(?)なるくらい。

 

その運転手さんはその後も

「次はXXです〜」とか

「はい、2人分ですね〜」とか

安定した柔らかさ。

 

バスに乗ってる人はおそらく

ほんわかいい気分になったと思う。

 

 

 

 

会社員時代の

管理職になりたての頃、

どういう話し方をすると人が動くのか

偉い人たちを徹底研究したことがある。

 

で、すごい事実を発見した。

 

何を言うかより、

どう言うかのほうが大事そうなのだ。

 

遠慮がちに

「俺はAだと思うんだよね」と言う人より

自信満々に

「これはAでいこう」と言う人のほうが

ずっとずっと強い。

 

周りのみんなも安心する。

だから動く。

 

中身の本当の自信や聡明さは

前者のほうが上だったりしそうなことも

多々あるわけ。

 

でもそのくらい、言い方って大事なのだ。

 

 

 

 

もちろん、

何を言うかは、その人の

人となりなわけで

そのために

自分の知性や感性を磨くことは大事。

 

でもそれと同時に"どう言うか"も

侮れない。

 

そして"どう言うか"は

あくまで技術なので

やろうと思えばすぐできる。

 

知り合いでもいいし、

テレビに出るような人でもいい。

 

この人はいいな、と思う人の

"言い方"を真似してみよう。

 

それだけで案外

周りの人の見る目が違ってきたり

するものなのかも。

 

 

 

 

会話術って大事。

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