着ぐるみ入ったことある?

 

広告代理店を経営する友人から

そんなことを聞かれた。

 

あるわけないじゃん。

 

そう答えると、彼が自慢げにこう答えた。

 

俺ある。

社会人なりたての頃。

 

 

 

 

彼が社会人になりたての頃、

クライアントのイベントで

着ぐるみの中に入って

みんなに愛想を振りまいたことが

あるんだそう。

 

彼が言った。

 

あれ着てると、

人の目が気にならないんだよな。

 

誰も、俺だって気づかないわけじゃん?

 

そうすると、恥ずかしい気持ちが

一切なくなって、何でもできるんだよ。

 

だから、

かわいく見える動きを研究して

手足をバタつかせてみたりするんだとか。

 

彼は続けた。

 

あの経験で、いかに普段

自分が人の目に縛られてるかがわかった。

 

だからそれ以降、人の目に臆病なったら

自分は着ぐるみ着てると思い込むことにしてる。

 

 

 

 

私たちは普段から、

人の目を気にして生きている。

 

だからこそ、

電車で化粧をしたりするのは恥ずかしいと

ちゃんと思えたりする。

 

"その感覚"ってとっても大事だ。

 

でも一方で、着ぐるみ話のように

"その感覚"に縛られ過ぎていることもある。

 

ある俳優さんが

こんなことを言っていた。

 

本当の自分なら絶対できないことも

その役だと思ったら、なぜかできる。

 

さ、人の目がなかったら

自分は何をするだろう?

 

自分という鎧を着てなかったら

一体何をしたいだろう?

 

たまには、着ぐるみ着てるつもりで

自由になれる感覚を磨いてみるのも

いいかもしれない。

 

 

 

 

こちらは、人の目を気にしてない

最高レベルみたいな人たちの話!