ある旅行サイトを見ていたら
こんなことが書いてあった。
 
高級ホテルでは
服装や持ち物でそのお客さんが
一流かどうか判断され、サービスが決まる。
 
できれば、ブランドが
すぐわかるようなものじゃなく
さらっと高級品を持つと
本物感が出る。
 
昔から、たまにそういうこと
聞くことがある。
 
でもこれ、ちょっと間違ってると思うのだ。
 
 

 

 

ある時、シンガポールのホテルで

1週間の会議があった。

 

私は主催者側にいて

会議が始まる二日前に現地入り。

 

ホテルのスタッフと

綿密な打ち合わせを重ねた。

 

そこのスタッフに、

日本のある高級ホテルから転勤していた

日本人男性がいた。

 

その滞在期間にだいぶ仲良くなり

彼が日本に帰国したあと

よくプライベートで飲むように。

 

その彼が、こんなことを言っていた。

 

服や持ち物だけでは

正直、その人が一流かどうかは

判断できない。

 

すごいお金持ってても

そういうことにこだわらない人は

たくさんいるから。

 

ただそれ以前に、

お客さんがどんな人でも

サービスに差別なんかしないけど。

 

まさにその通りだと思うのだ。

 

ただし、

 

彼はこう付け加えた。

 

振る舞いを見れば、

場慣れしてるかどうかはすぐ分かる。

 

そして場慣れしてる人は

ホテル側のサービスを引き出すのがうまい。

 

 

 

 

ホテルでいいサービスを受けるコツ…

 

それは、

自分が望んでることを伝えること、

そして、してもらえるサービスを

感謝して受け取ることだ。

 

彼は言う。

 

慣れてるお客さんは、お願い上手。

ホテルマンもお願いされたことには

全力で応えたい。

 

何も言わない人よりも

お願い上手な人にサービスが多くなるのは

自然な流れだ。

 

そしてサービスして感謝されれば

それだけモチベーションも上がるという。

 

いいサービスを受けられる人は、

この当たり前の流れを

よく理解してるんだそう。

 

結局大事なのは

自分の立場と相手の立場を理解して

それに合った振る舞いをすること。

 

普段の人間関係と同じってことだ。

 

いい場所に行くと、

服装や持ち物で判断されるという

小粒な概念にこだわる必要はない。

(もちろん最低限の常識は保った上で)

 

それより、その場その場に

ふさわしい振る舞いが

できる女になることを目指してみよう。