先日、男友達と銀座でお寿司を食べたあと、
彼の行きつけのワインバーに、行くことになった。

そこのオーナーが結婚をすることになり、
そのお祝いをしたいんだとか。


銀座の雑居ビルに入っている
カウンターのみの小さなバー。

オーナーさんは、30代半ばくらいの
とても美しい女性だった。

銀座の通りを歩いていれば、
クラブのホステスさんに見えるだろう。


これじゃ男性も、足繁く通いたくなるはずだ。

 

 

 


ところがこのオーナー、美しいだけじゃなかった。

雑談がめちゃくちゃ面白いのだ。

まるで、安定感のある芸人さんの話を聞いてるみたいに、
どんどん、彼女の世界に引き込まれていく。

でも、どんなに面白く話をしても、
美人度は、決して損なわせない。


その加減が、また絶妙。

私は感動して、どうやったらそんな技が身につくのか、
聞いてみると・・・

彼女、普段から、
面白いことを見たり、聞いたりすると、
それを全部、ノートにメモしておくんだそう。

で、時間のあるときに、
そのメモを見ながら、ストーリーを作るという。


しかも、
それ、お店のために始めたんじゃなく、
ずっと昔からやってるというから、驚きだ。

 

 

 


雑談力とは、
人をあっという間に惹きつけることのできる、魔法の力だ。


彼女はこの雑談力で、
人生、かなり切り開いてきただろう。

そういえば、ある有名な俳優さんが、
得意な手品をどこでも披露できるよう、
いつでもトランプを持ち歩いていると、言っていたが
これもある意味、雑談力だ。

たかが雑談、されど雑談。

私も遅ればせながら、磨かなきゃいけないと思ったのだった。