先日、久々に会った女友達と、表参道のフレンチに行ったときのこと。

都心に住んでいたはずの彼女が、鎌倉に引っ越したと言う。

かなり驚いた。
彼女は外資系企業で役員をしている、多忙なキャリアウーマン。
鎌倉は素敵なところだが、都内に通勤するには決して便利な場所ではない。

そしたら彼女はこう言った。

彼が、家の隣に畑が欲しいって言うから。

 

 

 


彼女には、旦那さんと幼稚園に通う娘さんがいる。
そして稼いでいるのは彼女。
旦那さんは、いわゆる主夫だ。

その彼が、本格的な家庭菜園をしたがった。
そして、その彼の願いを叶えるために鎌倉に引っ越したんだそう。
買って一年の都心のマンションを売却して・・・

彼女はあまりプライベートを公にしておらず、
会社では、彼女には超やり手の旦那さんがいると思われている。

家のことは、お手伝いさんがやってくれてるんだろうと。
だから、子供がいても仕事に集中できるんだろうと。

そのくらい、彼女自身が女性らしく優雅なのだ。

実際は、彼女が自分の力で、今の生活を作ってるんだけどね。

 

 

 

 


そんな彼女が言っていた。

女はわがままじゃなくなったら、終わりだと思う。
わがままって、欲がある証拠だし。


賢い女だ。

単に男の役割をまっとうしてるわけじゃない。
男前だけれども、ベースはちゃんと女として生きている。

きっとそういうところが、彼女の女性らしい優雅さを作ってるのだ。

見た目や態度から男前な女性って、
「かっこいい」なんて言われつつ、実はたいして憧れられてもいないものね。

見た目は女性らしく、心意気が男前。

一緒にいてなんとも心地いい存在だ。