いつの頃から、スチュワーデスをCAと呼ぶようになったのだろう?

私が20代の頃「スチュワーデス」はブランドだった。
女にとってだけじゃない。

「来週、スチュワーデスと合コン♡」なんて男がいれば、みんなが羨ましがった。




もう数年前になるけれど、
当時付き合っていた彼の出張に合わせて、一緒にシンガポールに行ったときのこと。

週末、二人でショッピングモールを歩いていると、
今回の出張に同行してきてた取引先の人(日本人、40歳くらい)に会ってしまった。

相手はお堅い日本企業勤務。

「彼女、連れてきてました」と言えなかった彼は、
「たまたま友人もシンガポールに仕事で来ていて・・・」と私を紹介。

そして話の流れで、一緒にランチをとることに。

「女性で海外出張って、どんなお仕事されてるんですか?」と聞かれ、
私が一瞬とまどったら、彼が慌てて答えた返事・・

「シ・・CAです」

・・・は?
こんなチビなCAいないでしょ?
こんな茶髪なCAいないでしょ?!

そんなだから、男の嘘はすぐバレるのよ~!

ところが、その男性はコロッと騙された。
明らかに目が変わった。

そんなだから、男は簡単に騙せると思われるのよ~!

そして、ものすごいハイテンションになった彼から、質問攻めに。

「CAさんって、何人くらいいるんですか?」
「ファーストクラスの客はどういう人たちなんですか?」
「野球選手と、合コンしたことありますか?」

知るか、んなこと!(笑)

「初めて生のスチュワーデスさんに会いましたよ、感激だなー♡」

残念ながら、キミはまだ生のスチュワーデスさんには会えてないけどね!!

そして別れ際に、握手を求められた。

恐るべし、CA。
若い世代にもCAはやっぱりブランドなのだろうか?
40代以上のオトコにとったら、いつまでも憧れの存在なことは間違いないらしい。