早朝練習に行ける人ってどういう人?

もともと朝に強い人??

 

いろいろ話をきいみてみると、

とても知的な人でした。

 

フィジカル面が際立つアシュタンガ

 

でもそれは

日々の理知的な行動に支えられていました。

 

アシュタンガの秘密と憧れのお話。

 

※朝日というよりも、秋の夕暮れ・・・。

次は木漏れ日かあさひを描きたいな♪

 

①朝練への葛藤

アシュタンガは特徴的なヨガだけど、

何と言ってもびっくりするのが、

練習する時間帯が早朝ということ。

 

しかもそれがほぼ毎日

週6回が推奨なのだ・・・・。

 

意味がわからん!!

 

練習をする条件として、

週5回以上すること

早朝に練習こと

 

これが

セットなのでハードルが超絶高い。

 

ただ、

このセットどっちが優先かというと、

週5回以上練習すること

 

私が選んだスタジオは、

夕方や夜もクラスを提供しているし、

先生方も早朝の練習には拘っていない。

 

アシュタンガの伝統と言っても、

実はそんなに長くない。(100年くらい?)

 

インドの人達でも

そこまで早朝にやるわけではないから。

とのこと。

 

それでも、その先生は朝練組なの。

そりゃ、そうでしょう。

なのだけど、朝練を選ぶ理由が面白い。

 

夕方や夜の練習の方が体は動くけど、

練習終わることろには柔らくなりすぎて、

ちょっとこわいらしい・・・・。

 

私は朝練は体がミシミシして

体の硬さがどうしても気になるのに!!

 

先生的には、朝練習する場合には、

最初から気持ちよく太陽礼拝はできないけど、

最後に温まってほぐれていればいい。

という気持ちで取り組めばいいのでは?

とのこと。

 

アシュタンガは体を調整するもの。

あんまりアーサナを目的に

しないことがポイントみたい。

 

まあ、

プライマリーシリーズの目的が

浄化と解毒だもんね。

 

毎朝、体を調整するために、

丹念にアシュタンガに取り組む。

なんて素敵なの!!

 

でも、週5日以上、早起きしてしかも

すぐにアシュタンガはハードル高すぎ。

 

お散歩とかランニングなら楽しそう。

 

アシュタンガの場合は、

アーサナがどんどん変わっていくし、

 

ハーフプライマリーでも、

ブリッジとかヘッドスタンディングが出てくる。

それを考えると楽しい気分はしない(笑)

 

しかも冬の朝とか普通でも起きたくない。

みんなどうしているんだろう???

はすっごく素朴な疑問だった。

 

コントーション教室でのアシュタンガ経験者

スタジオの先生方のお話

ネット上の経験談

※スタジオの練習生はほとんど喋る機会がないんだよね。

 

ここら辺で情報を得ると、

共通するキーワードがある。

 

ベネフィット

葛藤

 

ベネフィットって、福利厚生ですか?

と最初、思ってしまうけど、

恩恵とかメリットの方ね。

 

朝練のベネフィットって、

練習することで体が整うこと

 

その体で

1日を過ごせるというベネフィット。

 

私の場合は、朝練やると、

すっごく眠くなってしまうのね。

夏場に比べたらマシになったけど。

 

まだ、ちょっと今までの自分とは

違う自分になった感があって、

大分よくはなったけど、怠さが残る。

 

体の調整という意味では、

体が内側からふぉわっと柔らかくなる。

というか、力めなくなる不思議な感じ。

 

いつもと違う自分になる感じに、

まだ慣れない感はあるね・・・・。

 

それともそっちが

本来の自分なのかしら???

 

で、朝練が続く人でも、

朝は寝ていたい人が多い。

アシュタンガちゃんなんて、

低血圧で朝はそもそも弱かったらしい。

私とおんなじ!!それでも朝練続いたんだ。

 

朝練組でも

朝が元々強いという人を私は知らない。

 

仕事でもないし、朝練がなければ、

宅練組だって、1時間以上は寝寝られる。

 

なので、

布団から出たくない」と「朝練するぞ

という葛藤が出てくるみたい。

 

先生方さえも

朝の葛藤というのは経験するみたい。

そのうち、なくなるらしいが・・・。

 

これは

指導者でも練習生も同じみたいね。

 

誰でも朝練は辛く感じる時があるけど、

結局は朝練を選んでいくわけよ。

 

すごくない???

 

毎朝、辛く感じるけど、自分にとっての

ベネフィットを選んで朝練し続けるって!

 

毎朝、練習をすることで、体が整う。

そのベネフィットを自分は選ぶ。

 

根性論でとにかく早起きする!!

先生が圧をかけまくる!!

というやり方を基本取らない。

 

一見すると

やっていること体育会系みたく見える。

 

でも、

実際には、アシュタンガの朝練って、

とても理性的で理知的な雰囲気なの。

 

例えば、ギリシャ哲学の主知主義


知性や理性によってすべての行動を

導くあり方が本来的みたいな考え方。

 

ギリシャ哲学好きだけど、

所詮は高等遊民の机上の空論じゃん。

まあ、そこがまた、

高度な言葉遊びみたいで面白いけど。

って思っていたけど、

 

アシュタンガの人達って、

この主知主義を地でいく人達!

 

だから朝練に行くと

不思議空間が広がっている。

 

朝の葛藤にサラッと乗り越えて、

自分のベネフィットのために

スタジオにきて、黙々と練習する。

 

すごいなあ~。

 

②朝練のベネフィット

 

アシュタンガの練習って、爽快感が

それほどあるわけじゃない。

 

いろんなアーサナがある分、

自分の苦手なこととも

朝から向き合わないといけない。

 

それを日々

乗り越えている人達の雰囲気は本当に違う。

 

難しいアーサナができるとか

セカンドシリーズに取り組んでいるとか

(それだけでもう十分すごいんだけど!!)

 

そういう表面的なことだけでなく、

日々の選択の結果、

積み上げてきたものの重みというか

清らかさを感じずにはいられない。

 

世俗のど真ん中にいながら、

清浄な空間が広がっている。

 

そんな中の練習は本当に特別で、

そんな空気を乱すことなく、

自分の練習に集中しないと!!

身の引き締まる思いなのです

 

朝練組はアーサナの難易度も

あの独特の雰囲気も本当に圧倒される。

 

フィジカル面でいうと、朝練組は

その人の癖が分からなくなっている。

※朝練組は毎日スタジオに来ない人達もいるけど、

宅練とスタジオの両方でやっていると思う。

 

まあ、パワーの違いは分かるかな?

女性だったり、年齢が高いと、

パワーが弱めの傾向あるかも。

 

でも、

パラーがなくてそこまでできるんだ!

と密かな驚きではある。柔よく剛を制す!!

 

体が動きにくい朝からでも、

練習こなせるように日々練習することで、

そもそもあった動きの癖がなくなって、

体の癖もなくなっていくのか?と感じる。

 

それに対して、夕方・夜組の人の中には、

別のジャンルのスポーツ・ヨガをやっていて、

週に1回くらいアシュタンガにも

取り組んでいるのかな?と思う人達がいる。

 

この人達は、動きや体の癖が見えるの。

それは他に取り組んでいるジャンルであったり

元々持っている癖なんだろうなと感じる。

 

それはいい悪いの問題ではなくて、

単に何を選択し続けてきたか

の問題なんだと思う。

 

日々、朝練を積んでいくと男女問わず、

癖のない動きと体になっていくんだあ。

とつくづく思う。


例えば、男性陣の脚。

彼らの多くの練習着は短パンで基本的に素足

※これはアシュタンガが超絶後屈や逆転のポーズが多いので、

ジャージのような裾のあるものだと、パタパタして練習の邪魔になる。

一方、女性はスパッツスタイルがほとんど。

 

彼らは基本的に強い体だと思うけど、

ふくらはぎも前もももムキっとしていなくて、

引き伸ばされたようなスラっとして

細っそりとした雰囲気。

 

それは腕も同じ。そりゃそうだよね。

あの肩周りの使い方!!

あれを毎朝もしくは毎日やっていたらね。

 

アシュタンガをずっと続けていたら、

私の手足もあんなふうに

スラっとした印象になるのかな?

 

私の密かなモチベーション♪

 

 

③練習体制

マイソールクラスを受けていると、

このスタイルのいいところがよくわかる。

 

グループレッスンと

パーソナルレッスンのいいと取りかな?

と思う。

 

 

基本的に人の練習を

見るのはマナー違反だけど、

いつかああなれるのかな?

と気分上がるのね。

 

それに、

集中して取り組んでいる人達に囲まれていると、

一人でやるよりもコンスタントに集中できる。

 

まあ、まだビギナーだから、

おうち練習だとパッと集中できる時と、

ダラダラしちゃう時とムラが出てしまう。

 

これが、

グループで行うことのメリットね。

 

 

そして、マイソールクラスだと、

アジャストもフィードバックもある。

 

アジャストは面白くて、人手を使って

できないことをできるようにする。

という側面もあるけど、

何をどうしたらいいのか?

を言葉以外のもので教えてくれる。

 

これは本当に面白い!!と思うの。

 

特定のアーサナが

できない場合の軽減方法も色々あって、

大人の体専用にシステム的にも

組み上がっているんだんと感心する。

 

あと、週5回をキープしていると、

先生方の対応も違ってくる気がする。


よく来るから

本気度が分かるから

 

というよりも、

単純に、その練習量で

変なことやったら怪我するから。

 

あるいは練習してもそれだと、

あんまり効かないよ。というの分かるから。

 

特に、嬉しいのは

できていないアーサナに対して、

軽減方法の提案が豊富ということ。

 

体が動くときはこっちを

どれほどでもないときはこっちで

 

と指導が入ってくる。

 

アジャストも先生によって、

その日によっていろいろと違ってくる。

 

それは多分、私の体の動き方、

体調を見ていると思うんだよね。

 

それはみんなに対してでも同じで、

ここが個々人に対応している

パーソナルのようなメリット

 

一人ひとりに対応した指導。

 

マイソールクラスは

レベル分けの概念がそもそもない。

 

あんなに習熟度に差がある空間で、

誰も置いてきぼりにならない。

 

アシュタンガはハードルが高い。

それでも、精神的にも身体的にも

得るものは本当に多い。

 

先生方は

アシュタンガを求める人に対して、

いつでも扉を開いてくれている。

 

まあ、通うハードルが高い分、

先生との信頼関係も築きやすいのか?

 

まあ、それは年単位で

やってみないと分からないけどね。

 

アシュタンガに来る人は

経験や属性が違っても、

アシュタンガしか求めない。

 

日々練習をすることそのものが、

意思表示になっている。

 

先生方も、練習生も

アシュタンガを求めるという一点だけで

お互いに繋がっている印象を受ける。

 

とてもシンプルで素敵💕

 

 

またどこかで触れたいけど、

ここ数年というか、今まで感じたことない

体の変化を練習で感じることがしょっちゅう。

 

ここが動いたらいいのに!が、

練習の中でわずかに動くというか、

新しい感覚を見つけることがある。

 

これを半年、1年、5年と

積み重なていったらどうなるのかな?

期待が胸の中で膨らむ。

 

それでも、地味な練習、

とりわけ朝練を選び続けるのはしんどい。

 

ベネフィットが分かるから、即、選べる

というものでものない。

 

ちょっと前までは、

もっと早く始めたかった!!だったけど、

 

今はもう、

いかに続けるかを考えるフェーズ。

 

来年の目標

 

朝練にいける日を増やす

 

今日も練習頑張ろうね♪

 

毬杏(まり)