コントーションは超人的な技を見せる。

 

その人達は歳を取ったらどうなるの?

歳をとっても曲がれるの?

 

海の向こうの50代、60代の

コントーショニストの秘密を覗いてみよう。

 

彼女達はまるで、

時間と重力に逆行しているかのよう。

 

そして身近にも超人はいた!!

 

彼女達は私の希望

 

コントーションの不思議なお話。

※淡いバラの色と複雑な背景がお気に入り

内側から発光するような雰囲気をもっと出したいな。

 

①超人とは?

コントーショニストの演技は、

超人的に映る。

 

じゃ、コントーショニストは

そもそも超人なのか?

 

個人的には、

サーカス芸全般だけど、

少しいいものを持った人を

超人的に育てることに成功しているのかな?

と思うことがある。

 

極めて狭い範囲に限定して、

特定の能力を極端に磨き上げていく。

そんなイメージ。

 

コントーションの超人的な演技は、

生まれ持った柔らかさだけではない

独特の説得力があって面白い。

 

コントーショニストになるのは大変

コントーショニストであり続けることは

きっともっと大変なのかも。

 

そう感じたのは主宰先生のお話。

 

最近、主宰先生が生徒を引き連れて、

アメリカのコントーション大会に参加してきた。

 

なんでアメリカ???

 

シルク・ド・ソレイユの常設ショーを含め、

アメリカのショービジネスの世界では、

モンゴルのコントーションは有名で、

引く手数多なのだ。

 

なので、

トップクラスのコントーショニストは渡米して、

第一線を退いても、指導のお仕事があるので、

そのままアメリカに留まるとか。

 

その方々が中心となって、大々的に

コンペみたいな大会とワークショップが組織された。

 

その内容も面白のだけど、今回は

第一線を退いたコントーショニスト達のお話。

 

モンゴルコントーションの歴史は意外に浅い。

1940年代に旧ソ連が持ち込んだ。

 

第一世代の方々にはまだ

お目にかかれるかどうか。

 

その第一世代が育てた上げた第二世代が

今、50代、60代を迎えている。

 

そして、

指導者として後身の育成性に努め、

大会組織の中心となっている。

 

あんな超絶後屈をし続けた彼女達。

健康状態はどうなの???

 

まだ、

イベント的に演技を披露する方達もいる。

年を重ねても曲がり続ける秘訣は???

 

すっごく興味あるよね!

 

モンゴル語が堪能な主宰先生、

コントーショニスト達に話を聞いていきた。

 

なにしろ、全米から生徒達を引き連れて、

一堂に会するのだから凄い機会!!

 

面白いのは、彼女達は

いまだに曲がり続けていること!!

 

バリバリの現役としては引退しているけど、
伝統的なコントーションの練習を日々、

一通りこなすらしい。

 

後屈はもちろん、倒立や立ちバランスまで!

 

で、

今でもヤドカリの休憩のポーズは

難なくできるらしい・・・・。

 

彼女達の中には、大会でコントーションを

披露した方もいる。

 

ちょっと動画で見せたもらったけど、

その年で演技していることが凄いですね✨

というレベルではなかった。

 

クオリティ高い!!!

 

60歳をとおに超えた指導者と
彼女の育てた生徒さん達と共演。

 

その生徒達は

シルク・ド・ソレイユの現役コントーショニスト

 

で、

最後に先生である彼女が出てきて、

ズゥプニックを決めるという内容。

 

っていうか、50代、60代まで、

こんな演技が披露できるの???

え!!やっていんですか!!

という感じ。

一桁の年齢から

曲芸で体を酷使し続けた彼女達

 

その年齢ですか?って

思うくらい活力に溢れていて

体もとても丈夫そう・・・・。


コントーションのダメージは?

むしろ活力になっているの?

 

お休みする日もあるけど、

毎日2時間のトレーニング。

コントーションの練習するんだって。

 

一部抜粋とかではなくて、

伝統的な練習のフルコース!!

 

2時間というと

そんなに長くないと感じるかも。

 

ただ、コントーションの場合は

リラックス系のストレッチではないし、

超絶後屈ポーズは毎回気合いを入れないと、

練習自体が危険なものになってしまう

 

自分との戦いであり、

恐怖心や痛みとの戦いでもある。

 

それを毎日ね・・・・。

若い時からやっているからできる。

というものでもないよ・・・・。

 

 

③ケアの秘密

そんな超人達を支えている日常には

どんな秘密があるの?

 

食生活は興味のあるところだけど、

食べてダメなものはない!!


というのが共通意見

 

常識的に考えて、

甘いもの

油っぽいもの

しょっぱいもの

そういうものは控えている。

 

食べたいもの好きなだけ食べたら、

そりゃ想像がつくでしょ。

 

※中には、食べたいだけ食べて、豊かになった体も含めて

自分に自信を持てばいいという考え方の人もたまにいる。

 

好きなものはたまには食べる。

禁止はしていない。
それは体によくない。

 

大体、2週間に1回くらいは

甘くても、油モノもでも

好きなものを食べているみたい。

 

それくらいの頻度なら、

上手く調整できるのかも。

 

でもね、

決して口にしないものもある。

 

それは、お酒とタバコ

 

まあ、その論理で言うと、

2週間に1回くらいならいいのかもだけど、

お酒やタバコはそれは難しいよね。

 

かえって、苦しくなるような・・・。

常習性が問題なのかものね。

 

食生活については
無理しないけど継続する。

 

あと、睡眠も結構、しっかり

とっているみたい。

 

③身近な超人
モンゴル出身のコントーショニスト達には

驚きっぱなしだけど、結構、身近にも

超人達は存在する。

コントーション教室のアラカンの女性

ヨガが長く、いろんな経験を積んでいる。

もちろんもアシュタンガも経験している。

 

ポーズが彫刻様に美しいので

彫刻さんと呼ぼう。

 

彫刻さんは、もともと

同年代の人よりは柔軟性はあったけど、

ものすごっく柔らかったワケじゃない。

写真で確認済み。

 

彼女はアラカンのお年頃だけど、

3、4年前にコントーションを始めて、

3年くらいでキレイなヤドカリが、

できるようになったのですよ!!

 

すごい!!

 

それだけじゃなくて、

ヨガ勢だけあって体の偏りというか

体のクセが少ないので、

何やってもポーズがキレイなの。

 

コントーションの柔軟系は、

少しできると、もっともっととなって、

なんとも絶妙ポーズになっていく。

 

彼女はそこでも、

彫刻のようなポーズを披露する。

柔軟系は披露するためのモノじゃないけど、

見せてもいいくらい美しい♪

 

しかも、

倒立系もとても安定していて、

私なんかよりもすごいのですよ!!

 

すごい!!の一言

 

もしかして、

私もまだまだ頑張れる???

 

頑張ったら彫刻さんみたくなれるの?

 

こう見ると、

柔軟性って思ったよりも応用範囲が広く、

コントロール力の鍵になるのかな?

 

倒立なんか見ていると、

体のパーツを思い通りに

セッティングし続けられるから

効率よくコントーション倒立ができる。

 

すごいなあ・・・・。

とつくづく感心する。

 

比較的年齢が若くても十分すごいのに、

彫刻さんの年代での倒立は

言葉を失うくらいすごい。

 

こんなことってあるんだ!!

と毎回、新鮮な驚きと発見がある。

 

でも、

ご本人は至って淡々としているの。

 

私のことも、「まーちゃん、まーちゃん

って呼んで、仲良くしてもらっている。

 

こんな練習風景を毎回見られるのは

なんてラッキーなの!!

 

そんな彫刻さんに柔軟の秘訣を聞くと、

コントーションで週2回(2時間)

スタジオで週3日(2時間)

練習しているんだって!!

 

1日2時間を週5回

 

まあ、なんてベタな秘訣

そこまでやってあのお姿。

 

普通の人のフリして、

姿勢も雰囲気もお美しい。

 

家では何かやっていますか?

 

彫刻さん曰く、

家では何にもやっていないかな。

お家はのんびりする所だから。

 

まあ、彫刻さんのことだから、

軽くマッサージとかはしていそう。

あと、お風呂が好きとのこと。
(スーパー銭湯とか岩盤浴とか)

 

やっぱり

超人達にはそれ相応のワケがあるのね。

と妙に納得。

 

経験上、成長期だと、

成長ホルモンが手伝って、

睡眠と食事に気をつければ

特にケアしなくても回復する。

 

だから、若いパフォーマーさんが

超人的な演技を見せるのってすごいけど、

ある意味、当たり前と感じる。

それがプロの方なら、なおのこと。

 

かなりの年齢を迎えて、

超人的演技を練習するのって、

すごいの域を通り越して、

奇跡の領域に入ると思う。

 

それって、

時間と重力に逆行しているから。

 

女性だと、

20歳前後

30代後半

更年期から60歳前後

 

そのあたりで

体が大きく変わるという。

 

年齢と重力の影響をどんどん

受けやすくなってくる。

 

40代くらいまでだと、

1日1時間くらいのケアで足りるのかも。

 

 

ヨガ美人さん、
エアリアルドクター

コントーションの先生方

の話を聞いていそう思う。

 

 

60代前後になってくると、

1日2時間くらい必要になってくる。

 

多分、体に対応力がなくなってくるから、

運動強度をバーンと上げにくい。

 

弱火でコトコト沸かすように、準備して

粘り強くトレーニングしていくのかな?

って思っている。

 

それが毎日。

今日、練習を頑張っても、

明日にはリセットされてしまう。

 

ヨガもコントーションも

恐ろしいほど単調で地味なトレーニング。

 

その単調さ、厳しさに負けずに、

日々とりくめた人だけが

時間と重力に抗うことができる。

 

そんな奇跡の様な人がいる空間で

一緒に練習できる幸運を噛みしめて。

密かに彼女達に憧れながら

練習頑張るそ!!

 

そうそう、

アシュタンガヨガだけど、

10月は14回、練習に行けた♪

週3、4回というところ。

ハロウィンにも負けずに、

練習に行けたのでよしとする。

今月からは週5回✨

とりあえず体に馴染ませたい。

朝練の参加も増やしていきたい。

 

朝練のあの静寂さは独特のものがある。

それについてはまた書きたいけど、

心も体も浄化される秘密が見えてきた。

 

いつまでの続くのか分からない。

身体的にも精神的にもハードルは高い。

 

それでも、
コントーション専用教室は日本では1つしかない。

アシュタンガヨガも夜練習できる所は少ない。

 

そんな

コントーションとアシュタンができるのは

実はとってもラッキーで恵まれていること。

 

その恩恵を受けるか受けないか、

それは私次第なんだ。

 

手を伸ばした先に、

光も希望もあると信じられるから!!

 

練習できる喜びを心と体で感じなら

明日も練習頑張ろう💕

毬杏(まり)