分けて書きましたけれども、

表裏一体です。

 

一言でいうと、

正常な感覚を失いました。

 

それで得をした時もあったけど、

トータルとしてみると、やっぱり、

 

失ったもの、遠回りしてしまったことが、

多いかなと思います。

 

ひたすら頑張ることへの弊害みたいな。

目標や結果に拘り過ぎることへ

危険性みたいなことを

感じて頂ければなと思います。

 

少し前に書いて、

ちょっと痛い記事だなと思って、

 

そのままだったのですけど、

自分の気持ちをまとめる上でも、

そういうこともあるんだと、

思ってもらえればなと思い、

書き上げました。

 

 

痛みを失った。

 

 

痛みの正常な感覚を失いました。

練習していれば、体が痛むことは、

日常茶飯事です。

 

手の皮は剥けているのが普通、

ちょっとミスして、

アザができる、

擦り傷・切り傷ができる、

炎症をともなった筋肉痛など、

 

挙げたらキリがないです。

むしろ、痛みがない時の方がない。

 

ある日、練習中の失敗で、

転倒して、

痛がるチームメートに向かって、

先生が、

「痛いと思うから、痛いのよ。」

と言っていたのを聞いて、

 

「あ~。そうなんだ。」

と思ったのを覚えています。

 

そして、痛みを感じないような

方法を練習をしたら、

 

数週間くらいで、

アザや擦り傷程度の痛みなら

感じなくなってきました。

 

方法は書きませんね。

正常な痛みの感覚は、

とっても大切だとあとで

気がつきましたから。

 

 

練習中は

とても便利だったのですが、

日常生活では、

ちょっとしたケガなら、

 

自分で気がつかなくなってしまい、

私は「手や足から血を流して歩く」人

になってしましました。

 

半々くらいの確率で、

自分より先に誰か他の人が

出血に気が付く。

みたいなね。

 

大学に入ってからは、

「まりちゃん、やっぱり変だよ~。」

と言われ続け、

 

結局、正常な感覚を取り戻すのに、

引退後、8年くらいかかりました。

 

痛みを感じない期間が

長かったので、

 

痛みや疲れを感じる感覚を

今も正常に取り戻していません。

 

今は注意していますけど、

痛みや疲れを感じないので、

体を酷使することができます。

 

お勉強でも、その他のことでも、

人一倍、量を稼ぐことはできますし、

頑張ることができます。

 

でも、そうやって頑張っても、

振り返ってみると、そこまで、

意味がなかったなと思います。

 

また、その分、反動も大きく、

長期休暇に入ったとたん、

高熱に数日間、苦しむとか、

いきなり腹痛に襲われて、

病院で点滴受けるとか、

 

他にも、いろんな症状が出て、

(ちょっとグロいので省きます。)

 

医者に行くけれど、

原因は全て不明。

 

多分、体がこうやって、

過労を癒していたんだろうな

と思います。

 

体の痛みや疲れに敏感だったら、

そこまで極端なことにないと思う。

 

疲れや痛みを感じやすいのは、

体にとっては寧ろ、いいこと。

 

と私は思います。

 

 

 

食欲でものを食べること。

 

 

10代半ばで、

体重の管理

しないといけなかったので、

ものすごく必死でした。

 

もともと体重が増えやすいので。

 

一通り、色んなことを試した結果、

 

「食欲」を基準にせずに、

食べる習慣というが

ついてしまいました。

 

これも一時期は便利だったのですが、

引退後は、とても不便です。

 

「食欲」があってもなくても

食べられるということなので、

 

管理が面倒になったり、

ストレスで食べるようになると、

知らないうちに食べ過ぎます。

 

進学や仕事などで生活が変わると、

1,2カ月6~8㎏くらい

増えたこともありました。

 

食欲で食べていないので、

管理しようと思えばできるので、

また、体重を戻すことはできる。

 

でも、ストレスで食べ始めると、

満腹の状態を越しても、

食べることができる。

 

この状況を行ったり来たり。

というなんとも不健康な

状態になりました。

 

現在の身長になってから、

最大で17Kgくらい差があります。

身長は150㎝くらいなのにね。

 

これには今も、苦戦中。

 

4、5月の自粛中は、

太るのが怖すぎて、

一時期、食べられなくなったり。

 

お腹が空いたから、食べるっていう

感覚が正しいのかな?

って思う時があるのですよ。

 

 

かなり昔に成長期は

過ぎたはずなので、

普通に、自分の食欲に従って、

食べても、そこまで酷いことには、

ならないのにね。

 

食べるの大好きって。感覚は

いろんな意味で素敵です。

と思います。

 

 

 

とにかく、点数を取りに行くこと

 

体操は審判に採点してもらうので、

 

点数取るために練習している。

みたいな所があります。

 

普段の練習から、

先生からも口癖の様に、

それは減点!

は言われるし、

 

自分でも、審判だったら、

どう減点するかな?

という発想になりますし、

 

点数をたたき出すのが善!

みたくなります。

 

 

正に、点数が全て

の世界です。

 

これで、私が得をしたのは、

受験資格取得でした。

 

 

適性とか理解とか、

無視しても、ひたすら

点数さえ取れればいい!

 

 

という発想のお陰で、

大学受験では、

現役で第一志望校を受かり、

学歴資格もいろいろと

取り揃えましたよ。

 

でもね、これも、適性を無視して、

突っ走ることから、

大きな問題があって、

振り返ってみると、

 

労力を無駄に費やしただけかも。

 

と思うことも、しばしば。

こちらの記事とか。

 

 

 

 

まあ、全力投球したこと、

頑張ったことは、全部、

自分の経験になるので、

ムダってことはないのですけど、

 

 

もっと、別の方法があったはず。

って思わずにはいられない。

 

 

体操で得たことは、引退後、

ものすごく

私の足を引っ張ったのです。

 

でもね、それでも

私は今でも

体操が好きなんです。

 

体操では、ルールが明確で、

評価されるポイントが

分りやすかったから。

 

DV家庭のような意味不明さが

なかったのです。

 

10代の私の心の拠り所が今思えば、

体操になっていたのでしょう。

 

今はすっかり離れてしまっても、

心のどかでは、拠り所になっています。

 

体操か貰った良いところだけ、

自分の中に残して、

あとは、そろそろ手放したいな。

いままで、ありがとう。

 

ようやく、

そんな気持ちになっています。

 

長文、読んで頂き、

ありがとうございます。

 

毬杏(まり)