神さまを礼拝し、祈り、賛美を捧げていると、神秘的な体験をすることがあります。
体が熱くなったり、あたたかいものが全身を包んだり、
室内なのに風が吹いているような感覚になったりなど、
時によっても、人によっても様々な経験をします。
けれども、一部の教会ではそのようなことに否定的な方もおられるようです。
そのような時は、たいてい聖書の次の箇所が引用されます。
「 パリサイ人たちがやって来て、イエスに議論をしかけ、天からのしるしを求めた。
イエスをためそうとしたのである。
イエスは、心の中で深く嘆息して、こう言われた。
『なぜ、今の時代はしるしを求めるのか。
まことに、あなたがたに告げます。
今の時代には、しるしは絶対に与えられません。』」
(マルコ8:11,12)
そして、「不思議な体験や超自然的な現象を求めることは罪だ」
という主旨のメッセージがお決まりのように語られます。
しかしながら、祈りや賛美の中で聖霊体験をするとき、
多くの場合、自分からしるしや不思議を求めているわけではありません。
神さまを愛し、神さまを求めた結果、そのような神秘的な体験をするのです。
イエスさまは、次のようにお語りになられました。
「風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、
それがどこから来てどこへ行くかを知らない。
御霊によって生まれる者もみな、そのとおりです。」
(聖書・ヨハネ3:8)
風は、目には見えません。
けれども、風が吹くと感じることができます。
また、風の音を聞くことができます。
神さまの聖霊を体験するときも、それと同様だという教えです。
聖書を読んだり、賛美歌を聴いたりしているときに、
涙が出ること、
心があたたかくなること、
あるいは、手が震えたり、
体が浮いたような感覚になること。
そういったことは、聖霊さまの働きであり、
神さまの愛の現れです。
初めて経験するときは、
「なんなんだろうこれは」と思うかもしれません。
また、それを経験したことがない人に伝えても、
「そんなの気のせいだ」と言われます。
けれども、熱心に祈り、賛美を捧げるとき、
確信することでしょう。
神さまは確かにおられ、
私に愛を示して下さっていると。
私たちは、否定的な言論に惑わされることなく、
神さまの愛を受け取り、味わっていきましょう!
God loves you.☆
東京 教会