日本アカデミー賞ノミネート作品、とりあえず3作品見てのレビュー | シャイで優しく 秋桜

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とりあえず見た三作品のみなので、後の作品はまだ解りませんが 。。


あくまで個人評価となります(全作ネタばれあり)


みたのは、この三作品


怪物




実話  福田村事件




市子


こちらの三作品になります



まず「怪物」ですが。。


洋画によくある恐ろしい子供かと思いましたが、そうではなく。。

前半は実話小説「福岡殺人教師でっち上げ」によく似た内容となっており

 子供の様子を見て苛めと判断した、シングルマザー(安藤さくら)が学校へ怒鳴り込み

モンスター ペアレント的な母親と、生徒達の企みのアンケートにより、教師(瑛太)のせいにされ謝罪に追い込まれます

後半は二人の生徒による種明かしがされていきます

いきさつ、何故そうなった、 等々

二人の子役も可愛くて問題ないのですが、結局教師はそのまま悪者で真実を知らされる事なく、もやもやが残る作品です

1番怪物は子供?私の評価は 5点満点中の3.1




続いて「福田村事件」の感想レビューです


 こちらの作品は、みておかねば、知っておかねばならない封建社会の実話です

時は大正時代の為、身分や階級それに日本人内の差別も厳しかった時代

関東大震災直後に福田村に、薬の 行商人一行が訪れます

大人、子供を含む行商人達は薬を売り歩きますが丁度その頃、村には飴売り親子の朝鮮人が おり。。

薬の行商人の親方(瑛太)が飴を買ってやった事からお礼に、韓国の扇子を貰います

やがて朝鮮人に関するデマが流れ、村には自警団が設けられます

そんな時に、薬売りの一行にも疑いの目を向けられる事になり、親方は日本人の証拠の証文を見せますが信用しない村人

 村長が仲裁に入り、確認して来るから皆に待つように言い、その場は収まったものの。。

 待っている間の暑さに耐えきれず、薬行商の親方が朝鮮飴売りの女性から貰った扇子を使った事で、またしても村の自警団が騒ぎ出します

その時に親方が「朝鮮人なら殺しても良いのが!」と言った一言で親方の頭には薪割リのヨキが振り下ろされ

それを合図かの様に、行商人の子供に至るまで竹槍や農機具が振り下ろされる

正真正銘の日本人だった!と請負人が駆けつけた時は、ほとんどの行商人は命を断たれていた

戦争 等で、人の命が軽んじられた時代での事件です

見ておきたい作品です、私の評価は5点満点中の4.2




最後は、作品のノミネートは無いですが、1番最優秀主演女優の予想が多かった、杉咲花の作品「市子」です


月子の名前と、市子の名前、二つの名前を持つ女性の生き様

戸籍を持たない人。。

ほとんどが毒親によって誕生した命

市子と半同棲の恋人が、市子に結婚を申し込んだ事から物語は始まる

結婚を申し込んだ途端に、市子に失踪された恋人

市子の足取りを追ううちに、何故か刑事も市子を探している事を知る

そして山中から女性白骨死体が発見される

また、もう一人市子を慕っている男がおり、その男性は市子の父親殺しの現場を目撃

死体を線路に寝かせる!等の死体遺棄を手伝い共犯と言う事で繋がりを感じていた

ミステリアスで、信じられない程の生き様

作品も衝撃ですが、杉咲花の演技は上手い

私の評価、5点満点中の3.9


後の作品は、いずれまたバイバイ