こちらのつづき。

 

 

よっちゃんが休むことを決め、

 

「ひとみちゃんは好きにしていいよ」
と委ねられた瞬間、
「私も休みたい」という気持ちは
微塵も湧いてこなかった。
 
 
かといって、
「一人で営業したい!!」という気持ちも
湧いてこなかった。
 
 
「私も休みたい」は“ゼロ”に対して、
「一人で営業したい」は“わかんない”
という感じだった。


ただ、気がつくと、
「一人で営業するとなると…」
ということを自然に考えていて、
やる気なんだなということはわかった。
 
 
なのに、
どうして「一人で営業したい!!」とならないのか、
何が引っかかっているのか、
ちょっと探ってみることにした。
 
 
いままでは「一人で営業する」というと、
 
・ 一人はつまんない
・ お店が混んだ時に不安
 
ということが引っかかっていた。
 
 
けど、いまは、
 
・ 一人は一人の気楽さがある
・ お店が混んでも何とかなる
 
と思ってる。
 
 
他に、何か引っかかっていることはないか。。
 
 
私は実際に一人で営業していたときのことを
思い出してみた。
 
 
すると、
嫌だなぁと思っていたことを思い出した。
 
 
それは、よっちゃん(店長)がお休みのときに、
「今日、店長お休みなんです~(すみません)」
とお客さんに伝えること。
 
 
「今日は一人なの~?」とか、
「今日は店長さんお休みなの~?」とか
お客さんから尋ねられたときだけじゃない。
 
 
プライベートでよっちゃんと付き合いのある
お客さんや常連さんが来ただけで、
心の中で「すみません」と思ってる。
 
 
よっちゃんいなくて、すみません。
私ですみません。。
 
 
みんな、よっちゃんに会いに来てる。
よっちゃんがいるやみつきに来てる。
 
 
私に会いに来る人なんていない。
よっちゃんのいないやみつきに
来る人なんていない。
 
 
私はよっちゃんのように
人に囲まれる人じゃないから。
 
 
私が人に囲まれるときは、
何かしら価値のあるモノを提供してるとき。
 
 
そのままの私ではダメ。
 
 
よっちゃんと一緒にいる私、
よっちゃんと一緒にやみつきで働いてる私
に価値がある。
 
 
コレ、“よっちゃん”“やみつき”の部分を
手を変え品を変えしながら、
ずっと思ってきたな。。
 
 
劣等感。無価値観。
 
 
一人で営業するたびに、
劣等感、無価値観が刺激されて、
それを感じるのが嫌で、
一人で営業するのは嫌だって
思ってきたかもしれない。。
 
 
アタマでは理解できた。
 
 
でも、まだ、ココロが納得してない。
 
 
いまの私は、よっちゃんと一緒にいると、
どうしても比較して、劣等感を感じて、
無価値観を感じて…となってしまうから、
一人で営業してみるのはいいかもしれない。
 
 
実際に一人で営業してみながら、
「思い込みだったね」と気がついていくのが
いいかもしれない。
 
 
「一人で営業したい!!」
まではいかないけど、
いまココまでわかった状態で
「一人で営業してみたら、
 どんなことを感じるのか知りたい」
と思うようになっていた。
 
 
そうして、
私は一人で営業してみることを決めた。
 
 
よっちゃんにも伝えて、
いよいよ準備を進めようかというとき、
緊急事態宣言の発令(休業)が決まった。
 
 
ちゃんと自分と向き合って、
ちゃんと自分で決めた後だったから、
出鼻を挫かれるような出来事ではあったけど、
「えぇ~なんで~?」とか、
「せっかく決めたのにぃ~」とか、
そういうグダグダした気持ちは
一切湧いてこなかった。
 
 
清々しい気持ちで休業を受け入れられた。
 
 
せっかくのまとまったお休みだから、
それはそれで満喫するぞ~\(^o^)/



 
 
このときはまさか、
ここからもう一波乱あるとは
思いもよらなかった(笑)
 
 
 
 
 
つづく。