先ほど帰宅してポストを覗いたら、モンブランからのDMが届いておりました。
なんと、モンブラン京都店が3月9日に閉店するそうです。
路面店としてオープンして間もない時に名古屋から足を運んだ時のことを思い出します。
本当に残念ですが、まだまだ景気が良いとは言えないこのご時世ですから仕方ないのかな~

こんばんは、love-montblancです。
11月1日のモンブラン銀座本店の7周辺記念イベントに参加し、
近くのホテルに宿泊して、翌日もお店に寄ってきました。
イベントでもお世話になった、S店長がいらっしゃって、案内して
くださり、発売になって間もないヘリテイジ1912コレクションを
ケースから出して見せてくださいました。
1912年モンブランの前身であるシンプロフィラーペンカンパニー時代に
シンプロセイフティーフィラーペンとして発売されていた、格納式の
機構を持つ万年筆のデザインを継承しつつ、ペン尻のホワイトスターは
透明のレジンドームにホワイトスターが浮かび上がるという、新しいデザイン
を取り入れた商品です。
モンブラン100周年となる2006年に限定発売されたAniversary Edition
は
1930年代~1940年代のロゴを配置し復刻された商品でしたが、今回は
1910年代のデザインということで、マイスターシュテュックやスターウォーカー
などのデザインではありませんが、とってもシンプルなペンでありながら、
ペン尻のホワイトスターが新鮮さを感じさせてくれます。
最近、購入しておりませんでしたが、包装紙が変わったかな?
ペンの同軸もキャップのペンクリップもシンプルですが、
ペン尻のホワイトスターが素敵です。
ペン尻を回してペン先を繰り出しします。
※セイフティーフィラー構造
通常の使用時もこのポジションです。
吸入し終わったら、また上の状態に戻して
使用します。
ペン先は14K Au 585のホワイトゴールドに
なっております。
最近の万年筆のペン先は18Kが主流だと
思っていましたが、今回は復刻だからか?
14Kになっております。
ハートホールも通常は丸かハート型なのですが、
この三角のタイプは初めてみたような感じです。
ほぼ同じサイズになっていますが、気持ち
長さが短めで、幅が広めかなと思います。
切り割りのサイズも殆ど同じ長さのように見えます。
最近のペン先に見るものと同じ形状をしています。
(ちなみにニブはFです)
ペン先を横から見たところです。
こちらから見ても、最近よくある形にニブポイントを
融着し研磨されております。
このペンの感想ですが、レジンのボディーですが、
Aniversary Editionの時のように軽いものではなく、
セイフティーフィラー機構のため、そこそこの重さが
あります。
キャップをペン尻に刺さずに、手にしっくりとくる
重さで、重心のバランスをとりながら筆圧を
かけずに筆記するのにはバランスがいいと思います。
ペン先も、最近のマイスターシュテュックや
スターウォカーなどなど最近のペン先は堅さを感じて
いましたが、このペン先はしなやかな弾力を持っています。
50年代の146は持っていませんが、同年代の142か
60年代70年代の2桁、3桁型番の頃にはおよばない
かもしれませんが、最近のものと比較するとしなやかです。
ペン先のサイズをみると、144とほぼ同等のサイズを
しており、切り割りもほぼ同じ長さ、144は18Kですが、
ヘリテイジは14Kということを考えると、ヘリテイジの方が
硬めのペン先でもおかしくないと思いますが、実際は
その逆で、ヘリテイジの方がしなやかです。
ペン先の形状が144は全体的に丸みを帯びていますが、
ヘリテイジは平なので、その違いもあるかもしれないですね。
このところ、仕事では万年筆を使う機会も少なくなって
来ておりましたが、ヘリテイジを所有したことにより、
楽しみが一つ増えました。
万年筆が好きな方は、是非モンブランショップで
ヘリテイジ1912コレクションを手に取って見てくださいね。