『Limited Edition 100 Years Anniversary Edition』 | MONTBLANC愛用家のブログ

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モンブラン筆記具の所有数は結構な数になりました(数えてません)。
その他レザー製品が好きで多数所有(愛用)しております。
日々の生活で使用するモンブランについて書き綴ります。


先日、『Limited Edition 100 Years Anniversary Edition』を購入というこで、少しだけ紹介しまいたが、

今日は、もう少しこのペンについて紹介しておきたいと思います。


この商品は名前からも判るとおりに、限定モデルとなっておりまして本数は以下の通りです。

 万年筆:15,000本(カートリッジ専用)

 ローラーボール:30,000本

 ボールペン:45,000本

 ペンシル:10,000本

 ペンケース:10,000個 (同じデザインのペンケースです)


100周年記念モデルですが、1906本や100本と違って、作家シリーズと同じくらいの本数が

製造されているみたいですね。



Anniversary Edition
 Anniversary Edition

 ペンは、このような感じで、マイスターシュテュックのような感じも無く、スターウォーカー

 やボエムのような近代的なデザインでもない、あくまでもヴィンテージ万年筆の雰囲気を

 持っている万年筆になります。


 またキャップ彫刻されているMONT山BLANCのロゴは1930年代、40年代に良く見られた

 デザインのものになります。それ以前でも使われていたかと思いますが、その年代の

 資料がなく詳細は判りかねます。




Anniversary Edition  Anniversary Edition

   キャップはネジ式で外した状態      ペン尻方向を上へ押し出すとペン先が出る



Anniversary Edition  Anniversary Edition

 筆記するときはキャップをペン尻に      ペン尻にキャップを挿すときに若干隙間が・・・個体差?




Anniversary Edition

①インクの交換はペン尻部をねじ回しして外します。

②インクカートリッジのサポート部のスリットからカートリッジを抜きます。

 ※まっすぐ引き抜くとちょっと力が必要になるので軽くカートリッジを回すように抜くと容易に

  抜くことが出来ますが、MONTBLANC的にOKかは・・・?

③新しいカートリッジをサポート部に挿入(装着しなくても良い)

④サポート部でカートリッジが遊んでいる状態からペン尻のキャップをねじ込み式にて装着

 ※この時点で必要な箇所までカートリッジが押し上げられ装着完了となる。



Anniversary Edition  Anniversary Edition

 ペン先はシンプルなデザイン(Fニブ)     ペン芯には、キャップ装着時に繰り出すことによる

                             ペン先破損を防止するためのピンを受ける場所が

                             設けられている。(見た目はボエムのペン芯と同じ)


Anniversary Edition  Anniversary Edition

 ペン先を裏側からみたところ(Fニブ)       ペン先を横から見たところ



Anniversary Edition  Anniversary Edition

  キャップ内部のピン(ペン先保護機構)   ペン尻部のカートリッジ押し出しの出っ張り部


 Anniversary Edition

 キャップを装着した状態でペン尻部を押し上げると、ある程度のところで安全機構により

 止まります。これによって、ペン先がキャップ上部に接触して破損するのを防いでいるのですが、

 上記写真のステンレス?ピンがペン芯の部分に接触した時点のペン先の位置です。


 先日、AnniverssaryEditionを購入してきたと紹介したブログのコメント にこの当たりのことも

 かかれておりますが、確かにペン先を保護する機構なのですが、ペン芯の強度が心配という

 気持ちもわかります。


 ボエムであれば、ねじ込みによるペン先繰り出しなので、よっぽど機構のことを知らずに

 力いっぱい繰り出しさせなければ大丈夫だと思いますが、このAnniversaryEditionは

 ストレートに押し出すだけの構造です。


 また、一番ペン先を格納した状態で状態保持のロックがかかるのですが、チョット押し出せば

 すんなりペン先は繰り出されてしまいます。


 このロックを強くすると、それはそれで他の問題も出るのかもしれませんが、今現状のものだと

 ペンケースにしまう時にもペンホルダー部にペン尻部が引っかかるとペン先は繰り出され

 安全機構によりストップします。


 これは小さな力ですし、頻度が多いのか?ということもありますが、これが何年・何十年と

 繰り返されるのは、あまり好ましいことではないのでしょうね。


 ペン自体は素敵なものだと思いますので、そのあたりも理解して大切にご愛用いただければ

 と思っています。


 Anniversary Edition

 現在は、ボエム(黒/赤)1ペンポーチ(14cm)にしまってます。

 先にも書きましたが、ペン尻部の段差が、ペンホルダー部のレザーの折り返し部にひっかかり

 ペン先が繰り出されてしまったり、なかなか定位置まで挿入できなかったりしますが、今は

 割り切って使ってます。


 近日中に、AnniversaryEditionのペンケースを購入予定(予約品が納品はされている)なので

 そちらに変更したいと思ってます。


 既にご存知の方もいらっしゃいますが、AnniversaryEditionのペンケースは、このペンのために

 作られているはずなのに、ローラーボール(ファインライナー)や万年筆にはきつめになっている

 見たいですね。ボールペンやペンシルにはちょうど良い


 ただ、レザー製品なので、馴染んできたらちょうど良くなると思っているので、146や149の

 ペンを挿入して革を延ばすというか、矯正してからこの万年筆用としたいと思ってます。


 ・・・このAnniversaryEditionのペンケースって2本挿しなんですよね。

 現在は、万年筆1本しか持っていないのですが、片方が寂しいなぁ・・・・

 ボールペンかローラーボールが欲しいと思うのですが、ローラーボールは価格が少し高め

 なので、ボールペンがいいかなぁと思っているところですが、財政難にて厳しそう(汗)