僕と中国 | 東京漂流 byひかちん

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酒と涙の東京ライフ・・漂いながら、それでもアクティブに生きたいね

まだ、好きな中国のことを書いていなかったね。

僕は、1993年の6月から1996年の11月まで北京で暮らしてたんです。
一応、○○会社北京事務所長という立場でした。当時の北京は、まだ天安門事件のあとで邦人は少し緊張感があったように思います。中国も、社会主義市場経済を標榜し、高度成長に突入していった頃でしたから
大変動きがあり面白かった3年でしたね。

このブログでは、中国ネタも時々書いていきましょう。
まず初回は中国のトイレを考えてみましょう。
いまでこそ、中国のトイレはかなり(劇的に)綺麗になったけど、当時はホテル以外で用を足すのはかなり
勇気がいりました。中国の平屋の古い家にはトイレがなく、外にある共有トイレを使うことが多いのですが
すべて、トイレの扉はありません。

朝などいくと、ずらりとしゃがんで顔をこちらに向けています。この光景は感動的ですよ。
日本人はこの光景を見ると「信じられない」「なんだこいつらは」「きゃー」といった反応をしますが
よくよく考えると、「排泄」という行為がいつ忌み嫌われるものになったのでしょうか。
この価値観は、日本人のお年寄り、特に介護を受けている方々の「下の世話だけはなりたくない」という
感情にもつながっているのでは?と思ったりします。
自分が食べて、自分の身体の中で消化されたものが、自分の身体から出た瞬間に「汚いもの」「忌まわしいもの」に変わるというのも、考えると不思議なことかもしれないね。

昨年十数年ぶりに北京を訪ねたところ、トイレ事情は様変わり。本当にきれいになったんだなあと思ったら
万里の長城のトイレで、おっさんが、扉があるのに扉を開けっ放しで用を足しながら、目の前の男性と
おしゃべりしているのを見ました。ドア
変わらんねえと嬉しくなったよ。


↓↓ 当時北京の日本人向けカラオケでよく流れてましたねえ。