循環器受診の話・・・長くなります | 北風のきまぐれ日記~母のがん記録~

北風のきまぐれ日記~母のがん記録~

北海道在住/気まぐれ日記から題名を変更
母が膀胱がん告知、現在抗がん剤治療中。記録として残していきます。

24日、循環器内科を受診してきた母。

結論から先に言わせてもらうと、検査もせず、問診と泌尿器科で取った心電図のみ

での診断。

言い方が失礼かもしれませんが、上から目線で圧をかけるような先生の態度と話を

聞いて終わりました。

 

もう20年以上前からたまーに胸が苦しくなることがあり、狭心症の疑いがあると

検査をしたことが数回あります。

しかし、検査をしているときは苦しさがないので心電図にも異常がなく

レントゲンや必要な検査でも異常なしとの診断だったので、苦しくなっても我慢

するしかないんだと母が判断し、現在に至っています。

いつも苦しくなるのではないので、なおさらそう思ったようです。

 

循環器の先生と私と母のやり取りです。長くなりますがご了承ください。

 

診察室で母が今までした検査の話、今回の事、苦しくなった時の状況などを先生に

話すと先生が一言「ふーん」「今、調子よさそうだよね?」

「20年以上前から苦しくているのに、何もしないで今までいたのなら別に困って

いることってないんだよね?」

 

はぁ?なんだこの先生。こんな言い方って患者に対してどうなの?と思いながら

母の説明の補足で私が数点話しました。

24時間ホルターをつけたこと。精密検査をしたけれど全て異常がなかったこと。

 

「苦しくないときに心電図取ったって意味ないでしょ」

「24時間ホルター装着したって発作が出なければ、それまでだし」

「苦しい時にとるから異常が出るんであって、何もない時に取ったって意味ないよ」

とにかく発作が出ていないのに心電図を取ったって意味ないとしつこく言ってくる。

「それは分かっています。だから今まで何もしないでいたんです」と言っても

また心電図なんか…の繰り返し。別に今検査をしてくださいと言ったわけでもないの

ですが、話していて一体何科の先生なの?と聞きたくなりましたよ。

 

「どうして苦しい時にすぐ病院に行かないの?」

「病院まで距離があるし、ガマンしていると治まっていたので・・・」というと

「我慢してたら、いつまでたっても異常が分からないでしょ」

 

「ニトロって処方されたことあるの?」と母に聞き「1度使ったことがあります」

「苦しくなってニトロ飲んでどれくらいで治まったの?」

「時間は計っていないので詳しくは・・・」というと

「苦しいのに時間も測っていないの?じゃぁ苦しいの5分から10分くらいって

言ってたけど、これはどうやって計ったの?」

「これくらいかなぁって感じで・・・」

「へぇーそうなんだ。ニトロ渡してもいいけど苦しい時間がどれくらい続いて

とか分からないと渡しても意味ないし。だって苦しい時間からニトロを入れて

何分ぐらいで治まったって分からないんだからさ」

「ハッキリ発作が何分ぐらいってわかれば出してもいいんだけどさ、分からないん

じゃ渡すことは出来ないわ」

 

ずっとこんなやり取りでした。なんだか患者の気持ちを分かっていないような、

途中で説明しても判らないのか?みたいなことも言われたので我慢できず・・・

 

「発作の時間も計っていないと言いますが、苦しくなった時、その場所に時計があるとは

限りません。家の中で時計がある場所は限られています。それに苦しい時に時計を見る余裕が

あるかどうかは人それぞれです」

「母は腕時計をつけない人なので、苦しくなっても時間の計りようがありません」

「泌尿器科で検査をした時、心電図の機械が届くまでに苦しさが治まりました」

「なので先生が苦しい時に心電図取らないと意味がないと言ってますが、

準備している段階で治まったので、取った心電図の波形に異常は出ていません」

「移動式のは場所によっては時間がかかるからね・・・」と一言。

「連絡しても担当の先生や機械の空きがないと苦しい時に検査することは無理です」

「今まで数回、心臓の検査をしましたが心電図やレントゲンに異常がないと何も

診断がつかないので、それ以上は何もできなかったんです。なので母は苦しくても

治まるのを我慢するしかないと思い、今まで過ごしていました」

「ニトロ、ニトログリセリンですね。母が言っていた通り使用したことがありますが

その時は狭心症と言われたので処方されました。ただ先生は現在の状況は狭心症に

当てはまらないとおっしゃったので、じゃぁ胸が苦しくなるのはどうしてなのか、

何か原因があるのかと思って、先生の話を聞いていました」

「今回は入院中と外来の時と短期間で発作があったので、担当医がとても心配

して、こちらの受診を勧めて、予約を入れるからと言って受診しました」

「もし何もないのであれば今まで通り、様子を見ます」と言ってしまいました。

 

すると先生は私に小声で「もしかして医療関係の方ですか?」と聞いてきました

「いいえ、違う仕事ですが、学生時代から医療関係の本が好きで読んでいるので

ちょっとだけ詳しいだけです。今の時代、ネットでもすぐ調べられますしね」と

言うと、どう思ったのか先生は今までと態度がコロッと変わり

「いやね、泌尿器科の先生は冠攣縮性狭心症の疑いと書いてきたんだけども、

今まで経験から行くと、お母さんは当てはまらなくて。これは睡眠時に多いって

一般的な統計が出ていてね」

「泌尿器科から届いている心電図もね、心筋梗塞や狭心症の波形は全くなくてね」

「もしかしたらというのが、この部分でね。後壁梗塞っていうのがあるんだけど

娘さん調べられますよね?冠攣縮性狭心症も後壁梗塞どちらのことも」

「もしかしたらなんだけど、この波形の部分がわずか後壁梗塞の時と似ているの」

「調べるならエコー検査になるんだけど、異常かどうかは分からない」というので

「エコー検査はもし、また何かあった時にします」と言って断りました。

「では、もしまた何かあったら教えてください」と言われ診察終了。

 

長くなりましたが24日の循環器受診の時の内容です。

 

こんな疑いで担当医からは来ているんだけどで、こんなわけで違うと思うからなどで済む話を、とにかく心電図の話を何回されたことか・・・

説明しても、自分と考えが違うとすぐ否定して、自分の意見を押しつけるし・・・

きっと、母はこの先生にはもう診察してもらうことはないでしょう。

母も先生の態度にうんざりしてました。

患者さんは自分の体のことで心配なことがあり受診するのだから、

少しでも患者さんに寄り添って話を聞いてあげてほしいと思ってしまいました。

 

長々スイマセン。

読んでいただきありがとうございました