映画のロケ地が目当てだった私は後から知ったことですが、シチリア島は地中海の要衝として、様々な民族に支配されてきた歴史があります。
ギリシャ、ローマ、アラブ、ノルマンなど、多様な文化の影響を受けた地なので、世界遺産もたくさん残っていて、観光地だらけでした。
ツアーでは色々な場所に連れて行ってもらって、写真もたくさん撮りましたが、後からそれがどこの写真か分からなくなった時は、「地球の歩き方」やインターネットで調べて、おさらいをする感じでした。
そんな中でも、パレルモのノルマン王宮にあるパラティーナ礼拝堂は、まばゆい金箔のモザイク画が心に残りました。これはキリスト教美術の傑作と称されているそうです。
向かいにあるパレルモ大聖堂は一部改修工事中でしたが、こちらも世界遺産で、シチリア王のフェデリコ2世などの霊廟がありました。
パレルモで宿泊したホテルの名前が「フェデリコセコンド」だったので、親近感を覚えてお参りしました。
地下室の見学には、2ユーロ(約332円)かかりました。
その後は旧市街にある四つ辻「クアトロ・カンティ」で四季を表現した噴水や、スペイン総督などの像を鑑賞したり、プレトリア広場、ペリーニ広場で写真を撮ったりしました。
マッシモ劇場は、映画「ゴッドファーザーPart3」の舞台にもなったそうです。
馬車の御者が座席で爆睡していたのも、イタリアらしくて笑えました。