東京は台風8号接近中で、ときどきものすごい雨が降ります台風 きょうの対面カウンセリングはキャンセルになりましたが、オンラインは影響なし。コロナ禍以降オンラインのお申込みが増え、対面とオンラインがいいバランスで定着したかんじです。

 

さて、毎月連載している小さな雑誌『PHPスペシャル』。今月の特集は、「気にしない、考えすぎない」。

 

カウンセリングに来られる方の多くは「気にしい」「(ネガティブに)考えすぎ」ですが、気にしないようにしてできるくらいなら悩みませんよね。気にしいやネガティブ思考は一種のクセなので、相当意識してとりくまないと修正するのは難しいです。

 

たとえば、タバコをやめるのが大変なのと同じようなもの。禁煙外来があるくらいなのですから、気にしいやネガティブ思考を変えたいけどなかなかうまくいかない方は、専門家のサポートを受けることを選択肢に加えてみてもいいかもしれません。

 

さて、今月の「働く女性のための相談室」へのお悩みは、在宅勤務を希望しているのに職場に理解がないというもの。

 

コロナ禍以降、在宅ワークに関してのご相談が本当に増えました。興味深いのは、人によって考え方がぜんぜん違うこと。フルリモート大歓迎の人もいれば、リアル出社を望む人もいて、会社によって方針が違うだけでなく、社内でも部署によって上司によってまちまちだったり、突然ほぼ強制的に新しい働き方が加わり、個人も職場も混乱し、まだ収まってない印象です。

 

つまり、今はまだ過渡期。特別な事情がないのであれば、自分のなかで期限をきって様子をみてもいい気がします。もちろん、今の職場に積極的に自分の希望を伝え、快適な仕事環境を勝ち取れるのならベストでしょう。

 

個人的な印象では、職種にもよりますが、古い体質の組織や上司はリモートよりリアルを好むようです。一方、転職の面接から完全フルリモートの会社もあります。

 

まず自分にとってどういう働き方が望ましいのか、その理由は何か、まわりに理解を得るにはどうしたらいいかなど、自分が求めていることやその実現法を具体的に検討する必要がありそうですね。

 

コロナ禍以降、いろいろなことがすごいスピードで変化するようになり、今までうやむやにしていたさまざまなことが明確になったと感じます。

 

働き方もその一つ。今後、自分の快適な生活を守るには、受身的に待っているだけではなく、主体的に自分で動くことが今まで以上に求められていくと思います。