急に暑くなってきましたね晴れ 私は暑がりなので今からエアコンの電気代が心配。。

 

さて、ご存じの方も多いと思いますが、極端な考え方はストレスを生みやすく、自分も他人も追いつめてしまいます。極端な考え方は、100-0、白黒思考、完ぺき主義とほぼ同義です。

 

実際、カウンセリングに来られる方は極端な考え方をされていることが多いです。誰でも弱っていると100-0でものを考えやすくなるのですが、もともと極端に考える傾向があるからストレスがたまりやすいのか、弱っているから極端になっているのか、その両方なのか、鶏と卵のようですが、どちらにしても、極端な考え方はストレスになります。

 

なぜかと言うと、たとえば、100-0で考えていると、100点であたりまえ、99点はマイナス1点なのでネガティブな感情が出ます。減点しかないので、プラスの感情が出てきません。プラスの感情を味わいたければ100点以上の力を発揮しなければならず、限界を超えてしまいます。これを自分にも他人にも要求するとなると、そりゃあ、しんどいですよね。

 

「他人と過去は変えられない」という言葉は有名ですが、変えられるのは自分の考え方。そして、考え方=ものごとの受けとめ方(認知)によって感情はうまれるので、考え方を変えれば感情も変わる、つまり、極端な考え方を柔軟な考え方に変えれば、ネガティブな感情もうまれにくくなるということです。(*認知療法、認知行動療法の考え方です)

 

私もかつてはバリバリの白黒思考でしたが(だから生きづらかった)、心理を勉強したら白黒思考が不健全だと知り、とてもショックを受けました。そこから練習を重ね、おかげでネガティブな感情になることはあっても、それをひきずることが激減しました。(0にはなりません^^)

 

極端な考え方は、生まれつきの性格ではありません。練習すれば修正できます(0にはできませんが、とてもラクになります)。だからどうかあきらめないで。

 

ただ、残念ながらすぐに効果を感じるのは難しいかもしれません。根気よく練習を続ける必要があります。ここが落とし穴で、100-0で考える人は、すぐに結果をほしがり「少しずつ」を嫌がりますが、このプロセスも100-0修正のためのトレーニングです。

 

今まで無意識に刷りこまれていた考え方のくせを修正するには時間がかかります。身体のくせだって、修正するのは大変です。姿勢をなおすのだって大変ですよね。

 

でも、あきらめずに続けていけば、少しずつ変化は感じられるようになります。そんなとき、カウンセラーは全面的に応援してくれる心強い味方になるので、カウンセリングを上手に活用することもおススメですウインク