毎月10日頃発売の小さい雑誌、『PHPスペシャル』、今回の特集は「気持ちを切り替える!」です。

 

ネガティブな感情を引きずってしまうことってありますよね。本誌にはいろいろな対処法が載っているので、困っている方はぜひ参考になさってください。

 

私は書いたり話したりのアウトプットで消化することが多いです。カウンセリングでもよくお勧めしています。カウンセリングも話して消化するものですよね。私の場合は、ぬいぐるみ相手によく話して聞いてもらっていますほんわかキラキラ

 

さて、今回の私の連載「働く女性のための相談室」は、2歳の子を育てながらフルタイムで働く女性のお悩みです。

 

夫も協力してくれているけれど、いつも何かに追われているようで気が休まらない、自分の時間もなかなかもてないとのこと。

 

子育て、家事、フルタイムの仕事、想像するだけでもクラクラします。白状しますが、私はハナから自分にはこなせないと思っていたので、やろうとかやりたいとか思ったこともありませんしょんぼり

だから、実際になさっている方はそれだけですごい、本当に尊敬していますキラキラ

 

特に、日本は家事育児の女性負担が大きく、以前よりは男性が協力的になったとはいえ、まだまだ女性主体であることのほうが多いですし、昔からのすりこみも根強いので、どうしても女性は完ぺきにすべてをこなそうと自分を犠牲にしてまで頑張ってしまいがちです。カウンセリングでもママさんたちは本当に忙しくて大変そう。

 

社会的構造が変わるには時間がかかるので、今は個人単位で考え方や生き方を少しずつ変えていくしかありません。

 

まず、自己犠牲が美徳だという思いこみを手放しましょう。アダルトチルドレンのカウンセリングでも、親から「あなたのために」という悪魔の言葉でコントロールされてきたという例がよくありますが、これこそ自己犠牲が招くおそろしい結果です。

 

そして、完ぺき主義も不要。神様じゃないんですから、完ぺきにはなれません。不完全な自分を受け入れられなければ、不完全な他人(子どもも)受け入れられません。

 

また、コミュニケーションは量も大切ですが、質や頻度のほうがもっと大事です。これは仕事にも当てはまることです。だから、仕事で一緒にいる時間が少ないからと、プライベートの時間をすべて子どもと過ごそうとする必要はないんです。

 

貴重なプライベートの時間は、パートナーや保育サービスなどとうまく連携して、ひとりの時間も確保し、いい状態で子どもと接するようにする、そのことに罪悪感を抱かないということを強くお勧めしたいと思います。そうしたやり方を非難する人は気の毒な時代遅れの人だと思って、にこやかに放っておきましょう。

 

私は私自身があきらめてしまった子育てをしているすべての女性を心から応援しています。