今日は、2016年に奈良県公立高校で出題された作図問題の解答・解説です。
----------------------------------------------------
図1の△ABCにおいて,辺BC上にあって,辺ABと辺ACまでの距離が等しい点をPとする。
点Pを,定規とコンパスを使って作図せよ。
なお,作図に使った線は消さずに残しておくこと。
図1
----------------------------------------------------
□解答・解説
★方針
角の2辺から等しい距離にある点は,角の二等分線上にあることを利用します。
∠BACの二等分線を作図し,二等分線がBCと交わる点がPとなります。
図1,①,点Aを中心とする適当な半径の円(弧)をかき,辺AB,辺ACとの交点をそれぞれD,Eとします。
図1
図2,②,③,2点D,Eをそれぞれ中心として,半径の等しい円(弧)をかき,その交点をFとします。
図2
図3,④,2点A,Fを通る直線(∠BACの2等分線)を引きます。
この直線と辺BCとの交点がPとなります。
以上より,作図の解答例は次のようになります。
----------------------------------------------------
★この問題で利用した基本作図
角の2等分線の作図
----------------------------------------------------
★都立高校の数学の入試問題とわかりやすさに徹底的にこだわった解説の一部を紹介したサンプルを下記に掲載しました。
□数学・都立高校入試過去問題解説集!2013年(平成25年)版
□数学・都立高校入試過去問題解説集!2014年(平成26年)版
□数学・都立高校入試過去問題解説集!2015年(平成27年)版
□数学・都立高校入試過去問題解説集!2016年(平成28年)版
□数学・都立高校入試過去問題解説集!2017年(平成29年)版
徹底的にわかりやすさにこだわった解説集になっています!
市販の解説集では、わかりにくい、もっと深く勉強したい方は是非!
お得なセット商品は、コチラからご購入いただけます。
----------------------------------------------------
ぽちっとお願いします。
今後の励みになります。