今年で5回目。
今や夏の風物詩と言いたい、
いえ、言っても過言ではないでしょう。
第五回あべの歌舞伎『晴の会』。
『肥後駒下駄』(ひごのこまげた)。
昭和27年、中座で上演されて以来の
復活狂言とのこと。
今回も千次郎さんのペンネーム、
亀屋東斎さんによる脚本改訂での上演。
口上に亀屋東斎さんが出てきて、
おおまかな物語を説明してくれるのも、
話の中に入って行きやすく、
ぐいぐい引き込まれ、
可笑しみもあり楽しかった。
回を重ねるごとに、
大道具も増えて、
今回は初の義太夫もあるという
本格的な舞台。
歌舞伎座などでも出演されて
めきめきと腕を上げてこられている
千次郎さん、千壽さん、松十郎さんはじめ、
りき彌さん、翫政さんらほぼ同期の
上方歌舞伎の方々とのバランスも良く、
本当にこれまでよく頑張って
続けてこられたことが嬉しい限り
本当に楽しく、
肩ひじ張らずに観られる歌舞伎なので、
これからもずっと継続して欲しい。
絶対あるだろう来年も楽しみ
2019年8月3日(土)16時
近鉄アート館にて