浮世(リアル)の吉原遊廓と

冥土(あの世)の吉原遊廓。


わだかまりを抱えたまま死んだ遊女や

吉原に生きる人達の魂を

冥土の神社の神主と

生前に上級遊女だった花魁が

心に寄り添って救済するという話




たつき とは生計のことです。

濃紫花魁(あお)が死んでもお金に執着して

冥土でも生計を立てようとする理由。

涙無しには読めませぬ。


華やかな遊女が、働けば働くほど

借金まみれになっていく吉原システムが恐ろしい。


安野モヨコの「さくらん」も面白かったけど

花魁をテーマにした漫画としては私はこっちの方が好き。


作者は日本画の心得があるので

和の作画が上手いです。


去年辺りから大人気の

「丁寧な暮らしをする餓鬼」

っていう本があるんですけど



この塵芥 居士 という作者は

あおのたつき と同じ人なんですよ。

あおのたつき の中でちょこちょこ餓鬼が登場してます。

餓鬼の方もかわいくて面白いです。


お暇な方はぜひ。



ぐんない⭐︎