こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を 原裕輝 と隔週で担当しています。
「彼とは友だちとしてはなかよしなのだけど、なかなかおつきあいをするかんじにはならないんです」
「かれこれ3年ぐらい同棲しているんですが、結婚の話は出てこなくて‥‥」
このように、「彼との関係をもう一歩深めたいのだけれど、なかなかうまくいかない」というご相談をよくいただきます。
二人の関係が停滞しているとき、そこには大きくは2つの原因があるといわれています。
一つ目はちょっとネガティブな原因です。彼のほうにあなたのとの関係をもっと進めようという気配がない場合、それは、あなたの彼があなたに決め切れていないという状況にあるということです。
「友だちにはいいけど、パートナーにはちょっとなぁ‥‥」とか「つきあっている分には楽しいけど、結婚するには問題もあるんだよな」ということがあるので、次のステップに進まなくても「いまのままでいいか」ということになっているわけですね。
もう一つはポジティブな原因と捉えることができるのですが、彼はあなたのことが大好きではあるものの、次のステップへの怖れをもっている場合です。
「自分がもっと完ぺきにならないと、あるいはもっと大人にならないと、責任が果たせない」と思っているので、「つきあおう」、「結婚しよう」と言えないわけです。これは完ぺき主義の人によく見られることです。
なかには、つきあってはいるものの、同棲または結婚をして一緒に暮らすということに躊躇がある人もいるようです。
心理学で「すべてを知られることへの怖れ」というのですが、一緒に暮らしていると隠しごとができず、あれもこれも知られてしまうという不安があったりするのですね。
女性でいえば、「本来は掃除は苦手だけれど、彼が遊びにくるときだけはがんばってきれいにしている」、「料理は得意じゃない。彼が来る日は動画を観たりして作っているけど、毎日のこととなるときっとうまくできない」などなど。
自分のダメなところや不完全さを隠しきれないという不安や怖れがあるので、次のステップに進めないというのはよくあることです。
男性の場合は、貯金がないどころか借金があったりすると、「とにかくこの借金を返し終わらないと、結婚どころか、なにをするにも資金がつくれない」などということもあります。
また、おつきあいしている上ではなんの問題もないのだけれど、結婚となると、両親のことや実家の問題をパートナーに知られるのが怖いなどという場合もあります。両親の宗教や借金、家族の不仲などがその代表的な例です。
しかしながら、本人が不安に思うほど、パートナーがその問題を深刻に捉えることは意外と少ないようです。
結局のところ、お互いにどれだけかけがえのない存在になっているかということが、大事であるわけです。
同棲しているカップルの中には、現状でなに一つ不自由に感じることはないので、リスクを伴う結婚にわざわざ進まなくてもいいと考えている場合もあるようです。
これは“フランス型”と呼ばれます。フランスには、一緒にいるけれど籍は入れないという関係が多いといわれているのです。カップルによっては子どもをもったりもしていますが、結婚という形にとらわれずに過ごしているようです。
日本でも、そういったカップルの形はもちろんあってもよいと思います。
しかし、あなたは彼と結婚したいと思っていて、彼はそうではないという場合は、期限を決めるという方法も有効だと思います。
つまり、一定の時期までにパートナーが結婚しようという気にならないのであれば、同棲を解消するということです。
あなたを失うぐらいなら結婚しようとパートナーが考えないかぎり、それなりに快適な現在の関係がそのままつづき、次へと進むタイミングはどんどん先延ばしになってしまいます。
ちなみに、中には「実家の両親からうるさく結婚と言われるから」とか、「結婚しないと、彼を悪く思われるので」と言った理由で結婚という形態を取りたいと思っている人もいるようです。
「彼と一緒に生きる」ことが大事であって、それができれば結婚にこだわることはないという考え方もあるでしょう。そうしたことをあなたがどう考え、どう決断するのかということが問われることにもなるのです。
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