みなさん、こんにちは。
カウンセリングサービスの町村ゆきです。
毎週火曜日『モテオーラ養成講座』は、
帆南尚美カウンセラー、服部希美カウンセラー、三好成子カウンセラーと、私、町村ゆきの4人でお送りしております。
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恋愛がしたい、彼が欲しいと思うのに、いざ行動しようとすると面倒に感じてしまう。
また、関係がこじれているパートナーと、もう一度やり直したい、昔のように仲良くなりたいって思うのに、自分から関わろうとすると面倒に感じてしまう。
仕事や家事なら多少面倒でもやりこなせるのに、恋愛やパートナーシップになると、どうしてこんなにも「面倒くさい…」って気持ちになり、動けなくなってしまうのでしょうか。
「面倒くさい」って感じること、皆さんにも経験があると思います。
感じる理由は様々ですが、今回は、幸せな恋愛やパートナーシップを望んでいるのに、どうしても面倒に感じて前向きになれないという方に向けて書いていこうと思います。
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自分が本当に望んでいることなのに「面倒くさい」と感じてしまうのは、実は、行動自体が面倒なのではなく、行動しようとするときに感じる自分の感情が嫌だからなんですね。
例えば、仕事や家事は、面倒に感じても「やらなきゃいけないこと」と割り切ってやりこなすことができます。
それは、やった結果がやる前から大体分かっているからです。
家事をすれば家の中のことが片付くし、仕事をすれば成果が出ます。さらに、責任や義務、期限があるため、感情を抑えつつも淡々と取り組むことができたりします。
でも、恋愛やパートナーシップは違います。
仕事や家事のような強制力もないですし、自分の自由な意思だけで選ぶことができるからこそ、迷いが生じます。
そして、相手がいる関係なので、行動を起こしたからといって、必ずしも自分が望んだ結果が得られるとは限りません。
「好きになっても、相手に愛されるかどうか分からない」とか、
「もう一度彼に歩み寄っても、関係が修復できるかどうか分からない」とか。
この不確実性が不安や怖れを生み出し、自分の足を止めようとするのです。
特に、過去の恋愛やパートナーシップで傷ついた経験があると、その傷が再び痛むことへの怖れはとても大きくなります。
頭で恋愛やパートナーシップを望んでいたとしても、心の中では、「またあの時のように傷つくのではないか」「もうこれ以上辛い思いをするのは嫌だ」と、無意識のうちにブレーキをかけようとします。
その結果、行動する前に「面倒くさい」って感じてしまうんですね。
そして、「面倒くさい」という気持ちの奥には、不安や怖れの他に、もう一つ隠れている感情があります。
それは、過去に味わった悲しみです。
「面倒くさい」ときによく出てくる「今さら…」とか「どうせ…」といった心情ですが、そこには深い悲しみが隠れています。
この悲しみは、多くの場合、子どもの頃の親との関係に起因することが少なくありません。
小さい頃の私たちは、無条件の愛や安心感を親に求めます。それは子どもにとって親は世界の中心であり、自分のすべてだからです。
でも、親から自分の欲しい愛をもらえなかったり、期待に応えてもらえなかったりすると、小さい私たちの心は深く傷つきます。
「もっと見て欲しい」
「もっと抱きしめて欲しい」
「もっと笑っていて欲しい」
愛を求め続けても叶わないことが繰り返されると、悲しみや虚しさはどんどん大きくなっていきます。
それを感じることが苦しすぎるあまりに、今度は怒りを使って諦めようとします。
ずっと欲しかった愛を自分から切り離し、心を守るために、「もう、こんなものいらない!」って大きな怒りを使って諦めようとするんですね。
そうして、「もう誰にも期待しない」と心に蓋をしたまま大人になりますが、子どもの頃の悲しみは無意識の中にずっと残り続けます。
そのため、恋愛やパートナーシップを目にするたびに、「どうせ叶うはずがない」「今さらもう遅い」という過去の悲しみが蘇り、あの頃と同じように諦めようとしてしまうんです。
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でも、「今さら…」と感じるのは、まだ自分が「欲しい」と望んでいる証拠なんです。
もし本当に諦めていたら、「今さら…」という感情すら湧いてこないはずですから。
この感情は、まだ自分が愛を求めていることを教えてくれるサインでもあるのです。
だから、本当はまだ諦めていない自分の愛を、認めてあげてほしいと思います。
とはいえ、悲しみや怒りを感じることはとても苦しいものです。そのような感情はどのように扱えばいいのでしょうか。
その悲しみや怒りが、自分が幸せになることへの足を止めようとするなら、その気持ちに寄り添ってあげることが大切なのかなって思います。
彼が欲しいなって思ったときに、「今さら、もう遅い」とか「また傷つくかも」って出てきたら、
「そう思っちゃうよね。」
って、ただ、その感情を受け入れてあげる。
「どうせ無理だよ」って出てきたら、そんな自分に「どうしてそう思うの?」って聞いてあげて、答えが出てくるまで付き合ってあげてもいいし、
「だって、あの時はこんなに傷ついたんだ!」って悲しみが溢れてきたら、その悲しみを一緒に感じてあげてください。
過去のことなんだから、そんなことしたって意味なんかないって思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、感情には過去も現在も関係ありません。
過去の感情であっても感じているのが“今”なのであれば、それは、“今”そう感じているということ。
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過去の自分がして欲しかったことを、今の自分が叶えてあげる。
感情は気づいてあげるだけでも、和らいでいきます。
そうして、感情が癒えたら、少しずつでも構いません。自分が望んでいるものを自分に許可してあげる。
「欲しい」って思ってもいいし、もっと幸せになってもいいよって。
恋愛やパートナーシップは幸せなものだと思います。
幸せへのチャレンジは、これまでの自分から大きく変化していくことでもあるので、少し勇気がいることかもしれません。
相手との関係の中で、かつての不安や怖れを感じることもあるでしょう。
でも、いつでも自分に寄り添ってくれる自分という強い味方がいるなら、一歩踏み出すことができるのだと思います。
どんな気持ちを感じたときも、自分の心に寄り添う。
あなたが自分を信頼して一歩踏み出せるとき、その先にはきっと新しい幸せな未来が待っているはずです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
次回は、帆南尚美カウンセラーが担当します。
どうぞお楽しみに!
♢♦町村ゆきのプロフィール♦♢
カウンセリングサービス所属カウンセラー、東京地区担当。機能不全家族に育つ。 離婚や再婚、依存症を経験。 自身の回復経験から繊細な感性と深い共感力でクライアントに寄り添い、痛みや抵抗を超え問題解決に導くサポートが得意。
パートナーシップや自己実現など、問題に隠れた才能や魅力を見つけ支えるスタイルで様々な問題のカウンセリングを行っている。
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