こんばんはカウンセリングサービス清水三季央(しみずみきお)です。今回は依存をテーマにしました。
 

  このような問題がありますか?

甘えすぎてしまう
パートナーや親などに感情、行動、経済などの面で甘えすぎてしまうことがあります。甘えすぎてしまうので相手に過剰に期待をしたり、不満を感じて感情的に怒ってしまったりするなど関係がうまくいかなくなることがあります。

例えば、相手に自分ばかりを愛してもらおうとしたり、相手へ愛情の証としてムリな行動や高価な買い物を要求したりしてしまいます。相手が自分を満たしてくれてもまだ足りないと不満を感じてしまうこともあります。

相手がいないと不安
パートナーが自分のそばにいないと強い不安や孤独感を感じてしまうこともあります。

例えば、パートナーがそばにいないときにSNSのメッセージなど過剰に連絡をとろうとしたり、パートナーと別れると不安になり好きでもないけれど相手にアプローチをされると相手に合わせてしまったり、望んでいないのに性的な関係をもってしまったりすることがあります。

自立が苦手
パートナーや親などに甘えすぎてしまって相手が世話をしてくれるので、自立が苦手になってしまうこともあります。
例えば、経済的援助をしてもらえるため、就職をしようとしてもスキルが少ないとか、既婚の彼や彼女に優しくしてもらえるため、同世代のパートナーを探したり婚活が苦手になるなどです。
パートナーだけでなく親に甘えすぎてしまう場合でも、パートナーを見つける気持ちにならない、パ-トナーを見つけるプロセスがうまくいかないという問題につながることがあります。

このような問題の背景には依存が関係しています。

 

 

  依存とは?

依存とは(過度に)他者を頼ることです。相手へ頼りすぎてしまう、つまり過度に依存してしまう場合には、先ほどの具体例のように、関係性のバランスが保たれずお互いが対等に協力し合える関係がもてなくなってしまいます。その結果、パートナーシップや人生が滞ってしまい問題に陥りやすいです。
 

 

  なぜなの?

依存の問題は、幼少期の親との関係や過去のトラウマが原因となっていることが多いです。過保護であったり支配的な親に育てられたことで自立が育まれなかったり、親が厳しいため幼少期に自立的だったことから過去に依存できなかった感情を補うために成人期になって親やパートナーに依存しすぎてしまったりする場合もあります。


過去の恋愛や人間関係での経験も影響を与えます。例えば、過去にパートナーに見捨てられた経験や、人間関係で裏切られた経験、トラウマになるような経験などがある場合、新しい関係で過度に依存してしまい、不安定な感情を抱くことがあります。
 

 

  どうしたらいいの?

依存の問題を解決するためには、自分を見つけることと、自立をめざすことが大切です。

自分を見つける
他者を頼りすぎてしまうとき、自分に力があると思えないところがあります。ですから、自分には力があり1人でも大丈夫と自分を肯定する気持ちを育み、1人で安定できるようになることが大切です。
例えば、好きなことやりたいこと、趣味など自分だけの1人の時間を大切にすることが助けになります。


自立度を増やす
自立度を増やしていくことも大切です。すぐにできなくても、自立度を増やすことを目標にするだけでも1歩を踏み出すことになります。依存が悪いわけではなく、健全に依存できることも大切なので、合わせて自立度が増えると上手にパートナーシップをおりやすくなります。もしすぐ解決できそうな問題があれば1つずつでも解決をしてみましょう。例えば、パートナーや親へありがとうと感謝の気持ちをSNSメッセージへ入力だけしてみる。スマホアプリやお部屋の整理をする。キャリアやライフプランを考えて1つ実行してみるなどです。

カウンセリングを受ける
過度な依存の場合には、未解決の心理的な問題が潜んでいることが多いため、カウンセリングを通じてこれらの問題に向き合うことも有効です。カウンセリングを受けるだけでも自立への一歩を踏み出すことになります。専門的なサポートを受けることで、依存行動の根本的な原因を特定し、適切な対処法を学ぶことができます。

 

  おわりに

依存は、パートナーシップでの大きな問題の原因となる場合がありますが、自分を確立して、自立心を育むことで解決することができます。幸せなパートナーシップが得られますよう祈っています。

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